2019年5月6日月曜日

こゝろパート5 最終回

パート1 
http://shijinrui.blogspot.com/2019/04/blog-post_28.html 

パート2 
http://shijinrui.blogspot.com/2019/04/blog-post_30.html 

パート3 
http://shijinrui.blogspot.com/2019/05/blog-post_2.html 

パート4 
http://shijinrui.blogspot.com/2019/05/blog-post_4.html 


コチラのつづきです~ 




* 



2007年12月1日の恩師Mさんのブログより 
【こゝろパート5~最終話。やっぱり結婚式は、ステキだの巻~】 



車のドアを開けると、 
そこには、息絶えた二人がいた。 

滝弥と二人で、アワテテ声を掛ける。 

「おい!おい!どうした~!」 

ブクブクが、ポツリ。 

「ハラ・・減った。」 

嗚咽の止まらない人が、ポツリ。 

「吐きそう。」 

そんな、いつもの光景に、自然と笑顔が出た。 

いつも、そうだけど 
こんな仲間達といる事に安心を覚えた。 

帰りはみんなで、すかいらーくでハンバーグステーキを 
たらふく味わった。 
言うまでもなく、嗚咽の人は 
せっかくのご馳走を食べたのに・・・。 

色々な事があった。 
いろんな、ドラマがあった。 
夢をみんなで追いかけていた。 
怖さも知らなかった。 

でも、そんなお陰で今僕らは 
それぞれの道で頑張っている。 
今から、22年前の話である。 

桑原滝弥が、今、僕の目の前で結婚ライブのステージで 
イキイキと生きている。 

彼の胸には、「こゝろ」と書いたタトゥーがある。 

何故、「こゝろ」なのかは彼にしかわからない部分もあるが、 
彼のこれまでの生きザマ全てのように感じた。 

ステージで彼が吠える。彼が語る。彼がはしゃぐ。 
その全てを、元相方の僕は心で返す。 
ある意味、僕はステージに一緒に立っていたのかもしれない。 

ライブの中で、二人がチャッカマンでキャンドルサービスで 
テーブルを回ってきた。 

僕の側に来た時、彼は言った。 

「兄貴~。ありがとう~」 

その言葉に、何故か涙がこみ上げてきた。 
君と共に生きた時代。 
本当に、楽しかった。 

「滝弥。お・め・で・と・う」 


僕は、今、結婚式の仕事にいる。 
この日、見た彼の姿にまた、励まされた。 

もっと、ドラマティックに。 
真剣に、人として、人の幸せを見つめて行きたいと思う。 

やっぱり、結婚式はステキです。 

桑原滝弥・神田京子さん 

二人で、もっともっとドラマを創り続けて下さい。 

兄貴は、これからも二人を応援しています。 


こゝろ~完~ 



※この出来事はフィクションではございません。 
 全て真実にて構成されております。 




* 



全五回に渡ってGWにお届けしました 
こゝろシリーズはこれにて完結っ 

最後まで読んでくださったみなさん 
ありがとうございました 
どうか明日からも 
ゴールデンな日々を育んでいきましょ~☆ 



そしてMさん、 
あんときも 
いまも 
これからも 

ありがとうございます 

兄貴が生きていてくれるかぎり 
滝弥はまだまだ 
なんにも知らないガキのまま 
ジジイになって 
くたばるまで 


うたいつづけます