2022年2月26日土曜日

神田茜『下北沢であの日の君と待ち合わせ』を読んで

神田茜先生は 
うちの妻・京子の姉弟子にあたる 
二代目神田山陽門下の講談師です 

新作講談に定評がある先生ですが 
小説家としてもご活躍で 
これまで十数冊の作品が発表されています  

オイラなんかが言うのもおこがましいのですが 
講談も小説も 
そのどれもが唯一無二の傑作ぞろいです 

先生のことが好きすぎて 
自分のイベント「tamatogi」に出ていただいたり 
記念ライヴのチラシにコメントを書いていただたり 
ずっとお世話になりっぱなしの 
イカしたお姉さまです 



そんな茜先生の最新作 
「下北沢であの日の君と待ち合わせ」を 
読みました 

小説の舞台は 
現在と1980年代中頃の下北沢 

二十歳前後の三人の若い女性の 
安アパートでの暮らしと 
バイト先の実在したパン屋 
「アンゼリカ」での体験を中心に 

かつてたしかにあって 
いまもどこかにある 
そしてまたありつづけていく 
人と街の心の揺れ動きを 
軽やかにごまかさずに描いた名作でした 



オイラは1990年代中頃に 
実際に下北沢に暮らしていたので 
小説を読んでいて 
街の景色や空気感を 
はっきりとイメージすることができましたが 

仮にシモキタを知らなくても 
あなた自身が若い時に過ごした街とダブらせて読めば 
十分いろんなことが味わえるとおもいます 

そして街の風景だけじゃなく 
あのころ関わった誰かを 
思いだせたら 



とにかく茜先生の作品は 
小難しい表現はなく読みやすいです 

実は根底に深く難解な要素が潜んでいても 
それをわかりやすく 
かと言って読者に媚びない 
でも爆笑させてくれる 
ポップさの数ミリ横を外さず射ってくるような 
独特の筆致で読ませてくれます 



できればこの小説を 
いま青春時代を過ごしていたり 
あるいはこれから迎えるであろう 
若いあなたにも読んでほしいです 

なんの役に立つかなんて考えないで 
ただ読んでください 

オイラも若いころ 
自分とは生きた時代の異なる 
若い…つまりはクソガキの何たるかを 
小説や映画でたくさん浴びてきました 

いまだにそれがなんであったかはっきり言えませんが 
でも、そんなもんのおかげで 
おれはいま 
ヒトの形をしているような気がするのです 



そしてこの小説は 
優れたエンターティメント作品であるとともに 
やはりどこまでも 
まぎれもなき文学作品です 
詩です 

小説でも映画でも 
演芸でも演劇でも 
プロレスでもストリップでも 
もしくは人生における個人的な一場面でも 

その何かと対峙していて時折 
自分はいま 
一体何を見聞きし 
なぜここにいるのか 
よくわからない不可思議な領域に 
入り込んでしまうことがありますが 

それがこの小説の 
終盤に訪れました 

もはや小説か何かわからないが 
でも自分にとって大切なことを 
いま目の当たりにしているんだ 

ただ、そのことだけがクリアで 
あとはよくわからない世界 
文体のなかを 
胎児になって 
泳ぎ流されていくような 
感覚 



このタイミングで 
この作品と会えて 
ほんとうに幸せでした 

あなたがどうか 
この本と 
出会えますように 




『下北沢であの日の君と待ち合わせ』 
神田茜 
(光文社) 
定価:1600円 + 税 
https://www.amazon.co.jp/dp/433491439X 




* 



(桑原滝弥・今後の予定) 

3/12(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

3/19(土)17:00~ 
イベント「蓬莱座オープンマイク21」 
山口・旧蓬莱閣 
http://shijinrui.blogspot.com/2022/01/2022.html 

3/25(金)発売 
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.77」 
発行・USP研究所 
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html 

3/26(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

4/16(土)17:00~ 
イベント「蓬莱座オープンマイク22」 
山口・旧蓬莱閣 
http://shijinrui.blogspot.com/2022/01/2022.html  

4/23(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

5/14(土)13:00〜 
イベント「tamatogi 2022」 
東京・シルクロードカフェ 
※詳細近日発表 


◇公開中 
動画 
「プロレスの話」 
https://youtu.be/Nn-Rl77JB4M 

◇発売中 
電子詩画集 
「国際化と標準化」 
USP研究所 / Kindle版 
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKLMPLT/ 



【執筆・公演・その他、詩に関する依頼先】 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 
詩人類

2022年2月21日月曜日

最善手の集い

先日は 
「蓬莱座オープンマイク20」へ 
たくさんのご来場をいただきまして 
誠にありがとうございました 

例によって 
当日の模様を 
ちょっぴり振り返ってみたいと思います~ 



まず前半のワークショップは 
インタビューに挑戦 

表現活動をずっと続けていると 
いろんな取材を受けることがあります 

また企画に携わるようになってくると 
いろんな人や場所と出会って 
逆に取材をさせてもらう側になったりもします 

自分自身の実体験でも 
作品やパフォーマンスではなく 
インタビューから興味を持って 
ファンになってくれた人がたくさんいます 

つまり何かを発信する人間にとって 
大変重要な機会となるわけです 

そんなことを念頭に置きつつ 
順番にインタビューされる人として登場してもらい 
他のみんながインタビュアーになって 
記者会見のような形で進めていきました 

リラックスした空気感もあってか 
それぞれの表現や人としてのアクセントのような部分を 
ちゃんと丁寧に伝えられていて感心しました 

答える力、聴く力、共有する力… 
そんな力を養いあえた気がします 

インタビューとは言え 
結局は一期一会の会話の醍醐味を 
どれだけ味わえるかってことなんだと 
あらためて実感もしました 

蓬莱座オープンマイクは 
取材をしてもらうことが多いイベントですし 
ここから別の世界へも 
繋がっていく可能性が高い場だと思いますので 
このワークショップで得た感覚を 
実際のインタビューや対話の場面で 
活かしていってもらえたらと願っています 



休憩挟んでの 
オープンマイクタイムには 
以下の10名の方がエントリーしてくれました 

渡辺一成 
麻生有里 
劉清 
Yuki 
あきこ 
フランシスコ藤井 
Kenta 
ありさ 
MOON 
あやの 
※敬称略/ 
 20回目を記念して小屋主チェンスウリー氏が出演順を決定 

渡辺一成さんは 
真島昌利さんの「かしこい僕達」を弾き語り 
ナベさんの声にすごく合っていて 
マーシーの歌詞がぐいぐい刺さってきました 

麻生有里さんは 
オリジナルの詩「馥郁」を朗読 
それまでワイワイしていた蓬莱座が 
一気に詩のトーンになりました 

劉清さんは 
中国の童謡「春はどこですか」をアカペラで 
日本の歌とはまた異なる 
独特の抑揚に心が温まりました 

Yukiさんは 
前回につづいて筋肉談義 
女性が多めのこの日の客席を意識してか 
健康にやさしい知識を披露してくれました 

あきこさんは 
オリジナル詩「まっすぐ」を朗読 
どうやらオイラが以前 
「毎日詩を書いた方がいい」と勝手なアドバイスしたらしく 
それを受けて生まれた詩とのこと 
”まっすぐ”の概念を鮮やかに覆すような 
詩的飛躍にあふれた作品でした 

フランシスコ藤井さんは 
知人の書かれた歌詞に曲を付けた 
オリジナル作「ほの灯り その下で」を弾き語り 
物悲しさとチャーミングさが同居したような 
手作りの旋律に自然と身体が揺れました 

Kentaさんは 
農業に関わる女性を描いた 
瀧羽麻子さんの短編小説集「女神のサラダ」より 
「夜明けのレタス」冒頭部分を朗読 
押さえたトーンで作品世界を伝える声の力から 
実際の本をすごく読んでみたくなりました 

ありささんは 
ヴィスワヴァ・シンボルスカさんの詩「終わりと始まり」を朗読 
今という時代や季節にまた新たな響きが生まれてくる 
そんな詩の妙味を届けてくれました 

MOONさんは 
初参加の大学二年生のシンガーソングライター 
オリジナル作「笑顔」を弾き語り 
なんとこの日が人前で初めて歌うステージデビュー 
集まったみんな全員が祈るような空気感からの歌い出しでしたが 
なかなかどうして曲がはじまると 
一気に会場の空気を己のうたごころに染め抜いていきました 
最高のデビューに万雷の拍手が鳴り響きました 

あやのさんは 
蓬莱座小家主のチェン・スウリーさんの詩「秘密」を朗読 
20回目のこのイベントで 
20才のときにチェンさんが書いた詩が 
巡り巡ってこの日出会ったそれぞれの心に 
素敵な秘密としてまた生まれました 
そんなことを感じさせてくれる詩の声でした 

最後はオイラが 
詩人・宗左近さんが編んだアンソロジー 
「あなたにあいたくて生まれてきた詩」より 
作者不明の「丁度よい」を朗読して 

寒い寒い 
でもとってもあったかい 
血の通った日々の宴は幕 



最近 
敬愛する農家の方から 
将棋用語の”最善手”という言葉を教えてもらいました 

その局面において 
最も良い手 
勝つ為に最善の手 
とのことですが 

農家の方は 
そこに独自の解釈を加えて伝えてくれました 

「傍らから見たらなんとでも言えるけど 
 その人間にとって 
 その時々の決断は 
 そいつだけの最善手なんじゃないのか」と 

表現をしていると 
あの瞬間は正しかったのだろうか 
あれでよかったんだろうかと 
思い悩むことがありますが 

結局その判断も含め 
表出したものが”いまの自分”の実力であり 
祈りなのだと 
その言葉を聴いて 
スッと身体の深いところに入ってきました 

振り返れば 
そんなおもいおもいの最善手たちが 
交叉した 
「蓬莱座オープンマイク20」だった気がします 

また来月も 
おたがいの最も善き手を 
差し出しあえたら幸いです 



ちなみに 
蓬莱座オープンマイクを大特集してくれた 
文芸情報誌「文芸ごきんじょ山口版」最新号が購入できる 
ネットショップがオープンしました! 

文芸ネットショップ 
「SIN.YAMAGUCHIBUNGEI」 
https://bungei.buyshop.jp 

興味のある人は 
ぜひぜひ手に取ってみてくださいね~ 




* 



(桑原滝弥・今後の予定) 

2/26(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

3/12(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

3/19(土)17:00~ 
イベント「蓬莱座オープンマイク21」 
山口・旧蓬莱閣 
http://shijinrui.blogspot.com/2022/01/2022.html 

3/25(金)発売 
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.77」 
発行・USP研究所 
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html 

3/26(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 


◇公開中 
動画 
「プロレスの話」 
https://youtu.be/Nn-Rl77JB4M 

◇発売中 
電子詩画集 
「国際化と標準化」 
USP研究所 / Kindle版 
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKLMPLT/ 



【執筆・公演・その他、詩に関する依頼先】 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 
詩人類

2022年2月14日月曜日

プロレスの話

YouTube 
詩人類/桑原滝弥チャンネルにて 
新たな動画を公開しました 

独り語りシリーズ 
第一弾としまして 
プロレスの話をしております 



オイラのことを 
ずっと見てきてくれた人は 
よくご存知のことでしょうが 

もう病気かっていうくらい 
物心ついたときから 
プロレスに魅せられて 
この歳まで生きてきました 

そんな半生の一端を 
おもいっきりマニアックなエピソードとともに 
振り返っています 



ラストには 
書き下ろしの 
プロレスの詩も朗読しておりますので 
ぜひご覧になってください 


迷わず観ろよ 
観ればわかるさ!!! 




* 



『プロレスの話』 
https://youtu.be/Nn-Rl77JB4M 

詩人 桑原滝弥 
独り語りシリーズ第一弾 



↓主に以下のような話題について語っています↓ 

02:43 
前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアント戦 
1986年4月29日 三重県・津市体育館 
最前列で生観戦した思い出 

17:07 
クラッシュギャルズ・ブーム前の全日本女子プロレス 
1983年12月3日 三重県・四日市市体育館 生観戦 
タランチェラ選手、ジャガー横田選手、ブル中野選手などの思い出 

27:45 
ウルトラマンロビン選手との若き日の交流の思い出 

40:23 
書き下ろしオリジナル詩朗読 
「プロレス」 



撮影:チェン・スウリー 
編集:かほり 
サムネイルイラスト:あっくん 
撮影場所:旧蓬莱閣 

YouTube 詩人類/桑原滝弥 
https://www.youtube.com/channel/UCBbIptDqzfYkNO_cqWzKOCw 




* 



(桑原滝弥・今後の予定) 

2/19(土)17:00~ 
イベント「蓬莱座オープンマイク20」 
山口・旧蓬莱閣 
http://shijinrui.blogspot.com/2022/02/blog-post.html 

2/26(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

3/12(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

3/19(土)17:00~ 
イベント「蓬莱座オープンマイク21」 
山口・旧蓬莱閣 
http://shijinrui.blogspot.com/2022/01/2022.html 

3/25(金)発売 
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.77」 
発行・USP研究所 
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html 

3/26(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 


◇公開中 
動画 
「"tamatogi 2021"より」 
https://youtu.be/dM97Q9eJP7E 

◇発売中 
電子詩画集 
「国際化と標準化」 
USP研究所 / Kindle版 
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKLMPLT/ 



【執筆・公演・その他、詩に関する依頼先】 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 
詩人類 



追伸: 
今度の蓬莱座オープンマイク20ですが 
またおかしなワークショップを 
思いついてしまいました☆ 

よかったら付き合っておくれ~ 

2022年2月7日月曜日

クワクワホッパーとチャーリータッキー52

別に困らないよ 
生まれてからずっと 
知らないことを連続で 
体験してきたんだもん 

別に好きだよ 
この境涯を 
心底 

https://twitter.com/kakukakuyo/status/1490434958091239424?s=21 

アーカイブ 1~50 
http://kuwakuwahopper.blog.jp/

2022年2月1日火曜日

蓬莱座オープンマイク20

昔から 
ニッパチ(2月と8月)は 
興業の鬼門 
なんて言われ方をします 

ま、それだけ 
お客さんが入らない時期 
ということなのでしょう 



ただ振り返ると 
そんなときだからこそ 
印象に残るをステージを 
たくさんやってきたし 
観てもきた気がします 

きっとどの季節や時代もそうなのでしょうが 
あえて”このタイミング”でやるからこそ 
すごく映えるライヴ表現というものが 
あるのだとおもいます 



さて今年の如月は 
どんな表現が飛び出すのか? 

いつもの 
スペシャルの 
舞台で待ってます 


よかったら一緒に 
鬼門に花を 
咲かせましょ 




* 



詩人類 presents 
『蓬莱座オープンマイク20』 



2022年2月19日(土)17:00~ 

人は表現するために生まれてきた… 
だれもが皆、アーティストである! 

山口に全ジャンル対応のオープンマイク(だれでも参加できるステー 
ジ)が開幕。 
これまで東京をはじめ全国各地で数々のイベントを成功させてきた 
”詩人・桑原滝弥”が、この地から世界へ、 
今を生きるあなたとともに、未来へとつながる表現をつくっていき 
ます☆ 



毎月第三土曜日 17:00~ 
旧蓬莱閣にて開催 

~2022年開催スケジュール~ 
1/15、2/19、3/19、4/16、5/21、6/18 
7/16、8/20、9/17、10/15、11/19、12/17 
※疫病流布、自然災害等の予期せぬ事態により開催が延期となる可 
 能性があります。 
※関連サイト「桑原滝弥・情報ブログ」 
 http://shijinrui.blogspot.jp/ をご確認の上、ご来場ください。 



【募集要項】 

本イベントは、詩、歌、ダンス、演劇、お笑い、ラップ、朗読、絵、 
書、写真、マジック、各種楽器演奏、パフォーミングアートetc、 
表現のジャンルは問いません。 
また、「最近こんなことを始めましたor始めたい」「こんなことを 
感じています」などの、プレゼンやPR、他にもスピーチ、告白、祈 
りなども大歓迎です。 
人前での表現をされる方なら、どなたでも参加できます。 
※但し特定の宗教及び政治団体の勧誘、また誰かを誹謗中傷するよ 
 うな表現はお断りします。 

制限時間一人(組)5分間。自作他作不問。 
当日会場時16:30~ エントリー受付(予約不要)。 
※もちろん観覧のみのお客様も大歓迎です。歴史の瞬間の目撃者に 
 是非なってください!!! 

イベント関連動画 
YouTube『詩人類/桑原滝弥』チャンネルにて公開中。 
https://www.youtube.com/channel/UCBbIptDqzfYkNO_cqWzKOCw 



【MC】 
桑原滝弥(詩人) 

【参加費】 
500円  
※パフォーマーも観覧される方も均一料金です。 

【会場】 
旧蓬莱閣 
(〒753-0087 山口県山口市米屋町2-6 ) 
…山口駅から541m 徒歩7分 
…山口市中心商店街 みずほ銀行向かい 

【お問い合わせ】 
詩人類 (桑原) 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 



【主催者プロフィール】 

桑原 滝弥:くわはら たきや  takiya kuwahara 
詩人。1971年、三重生まれ。 
演劇・音楽・パフォーマンス活動を経て、1994年、詩作を開始。 
処女作『えりなのプロフィール』は、新潮文庫『あなたにあいたく 
て生まれてきた詩 / 宗左近・編』に収録。 以降、「あらゆる時空 
を" 詩 "つづける」をモットーに、紙誌、舞台、映像等、様々な媒 
体で作品を発表。詩人・谷川俊太郎との競演イベント『俊読』や、 
言の葉Tシャツの製作などの企画も多数手掛ける。海外での活動や 
、妻の講談師・神田京子との詩芸ライヴ、他ジャンルとのコラボレ 
ーションも積極的に展開。東日本大震災被災地の歌『たしかなる風 
~ふるさと久之浜~』を作詞(作曲・谷川賢作)。著書に詩集『花火 
焼』(にこにこ出版)、写真詩集『メオトパンドラ』(写真家・キッチ 
ンミノル共著/FOIL)、詩画集『国際化と標準化』(画家・イケヤシ 
ロウ共著/USP研究所)ほか。詩芸企画『詩人類』代表。 
2020年2月より、三歳になる息子が突然放った一言「パパ、運命を 
信じろよ!」に突き動かされて、長年住み慣れた東京から、まった 
く何も知らない山口へ。本企画『蓬莱座オープンマイク』が移住後 
初の主催イベントとなる。 



【会場設備について】 
本イベントは「蓬莱座プロジェクト」の一環として開催されるイベン 
トです(別項参照)。 
そのため会場には、現時点では電気設備がございません。音源、電 
子楽器を使用される方は、充電された状態の送電機器・電池などを 
ご持参ください。 
尚、会場の照明は、ロウソク、ランタン、自然光などで、季節によ 
って工夫をしながら演出します。 

【”蓬莱座プロジェクト”について】 
かつて山口市中心商店街に、多くの地元の人に愛された「蓬莱閣」 
という名の中華料理店がありました。 
この場所で生まれたのが、東京で詩人として活躍し、現在は地元・ 
山口に戻り「劇団ジャンク派」を主催する、台湾華僑三世の”チェン 
・スウリー(陳樹立)”です。 
彼には夢があります。「お爺ちゃんが作ったこの場所を、愛する山 
口の、新たな文化の発信地にしたい!」 
1階を映画館・劇場、スタジオ、2階をカフェ、ショップ、ギャラリ 
ースペース、3階にはフリースクール、稽古場を完備した、その名も 
『蓬莱座』としてオープンさせたいという夢です。 
この一見無謀とも言える夢が、これからどういった形で進行してい 
くのか。関わったみなさんと楽しみながら、知恵を出し合いながら、 
その過程も含めて、文字通り手作りで文化を生みだしていくのが 
”蓬莱座プロジェクト”です。 
応援したい、何か関わってみたい、まだよくわからないけど興味が 
ある…そんな方もぜひ「蓬莱座オープンマイク」へ気軽に遊びにい 
らしてください。 

◇チェン・スウリー Twitter 
https://twitter.com/CHEN_ShuLi 




~ごあいさつ~ 

山口のみなさん、世界のみなさん、こんにちは。 
「蓬莱座オープンマイク」がスタートして、早いもので一年半が経 
ちました。 
コロナ禍のなかでの開催が続きましたが、参加してくださる皆さん 
のご協力のおかげで、一回もお休みすることなく毎月開くことがで 
きました。 
昨年を振り返ると、さまざまなメディアに取り上げてもらって、街 
で声を掛けられることも増えてきました。 
夏には一周年記念の動画を公開して、いろんな地域の方から「都会 
のオープンマイクにはないエッジが効いている」「リラックスの質 
が半端ない」「コロナが落ち着いたら山口に行ってみたい」等々、 
ありがたい反響をいただきました。 
さらに秋には野外のお祭りの場へ、蓬莱座オープンマイク選抜メン 
バーが出演して、普段なかなか芸術表現に触れる機会のない地元の 
方々に楽しんでもらいました。 
こうしてどんどん広がっていって、新しい人も常に参加してくれて 
いるこのイベントですが、三年目への突入を前に最近あらためて感 
じていることは、”孤独のまんま出会いたい”ということです。 
「日々の祝祭」ということをコンセプトの一つに据えている蓬莱座 
オープンマイクとしましては、無理に元気に明るく振舞わないでも 
参加できる宴の場を提供していきたいのです。 
人間生きていれば、良い時も悪い時もあります。でも、それでも出 
かけられる場所があってもいいのにな、とおもうのです。引きこも 
るか弾けるか、人間の営みはそんな極端な二択だけじゃない気がす 
るのです。 
だからどうぞ、どんな気分の時でも、ふらりと、ひらりと、あそび 
にいらしてくださいね。 
まだ誰も知らない、孤独と孤独のつながり方を、いっしょに探して 
いきましょう! 

2022年1月 
詩人 桑原滝弥 




* 



(桑原滝弥・今後の予定) 

2/12(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

2/14(月)公開 
動画「プロレスの話」 
YouTube・詩人類/桑原滝弥 チャンネル 
https://www.youtube.com/channel/UCBbIptDqzfYkNO_cqWzKOCw 

2/19(土)17:00~ 
イベント「蓬莱座オープンマイク20」 
山口・旧蓬莱閣 
※詳細上記掲載 

2/26(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

3/12(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 

3/19(土)17:00~ 
イベント「蓬莱座オープンマイク21」 
山口・旧蓬莱閣 
http://shijinrui.blogspot.com/2022/01/2022.html 

3/25(金)発売 
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.77」 
発行・USP研究所 
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html 

3/26(土)16:00~ 
講座「詩の扉を開く」 
山口・カルチャーどうもん 
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/ 


◇公開中 
動画 
「"tamatogi 2021"より」 
https://youtu.be/dM97Q9eJP7E 

◇発売中 
電子詩画集 
「国際化と標準化」 
USP研究所 / Kindle版 
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKLMPLT/ 



【執筆・公演・その他、詩に関する依頼先】 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 
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