尚且つ暮れの慌ただしいなか
「蓬莱座オープンマイク３０」へ
ご来場をいただいた皆さま
ありがとうございました
例によって当日の模様を振り返ってみたいと思います～
まず前半のワークショップは
「詩しりとり」に挑戦
これはオイラが今年
めっちゃありがたいことなんですが
締め切りとステージに追われすぎて
詩のトレーニング不足になっている気がして
育児や家事の合間に何かできないかと考えて
発案したものです
内容は
相手（おもに息子）は普通に単語を言うのですが
オイラの方は全部一言の詩で返す
というしりとりです
これがなかなか面白くて
しかもいろんな部分が鍛えられるので
イベントでもやってみようと思い立ったのでした
舞台に一人づつ上がってもらって
お客さん全員と交互にしりとりを開始
舞台の人は詩で
客席の人はそれぞれ単語で…
のはずが
だんだん客席側のしりとりも
詩になってきたり
連続でテンポよくやることを心がけた効果か
独自の文体、詩風のようなものが生まれ出したり
落ち着いて一人で考えていたら出てこないような
即興性の強いフレーズが飛び交ったりと
ドキドキしながら楽々と
みんなで詩の原石を探しあえた
そんなひとときとなりました
よかったらご家庭や仲間内の集まりとかで
このブログを読んでくれているあなたも
やってみてくださいね
休憩挟んで後半のオープンマイクには
以下の7名の方が
エントリーしてくれました
MOON
ありさ
原明子
島田令子
渡辺一成
中西裕介
じいざす♡大悟
※敬称略/観覧のみ＆初参加のお客様が出演順を決定
一番手のMOONさんは
ギター弾き語りで新曲を披露
思い返せば今年の二月
初めて人前で歌いに、このイベントに参加してくれたのが
つい昨日のようで、遠い昔のようで
なんだか不思議な感慨が込み上げてきました
声が強く伸び、響いていたなあ
二番手のありささんは
蓬莱座小屋主のチェン・スウリーさんの
詩集「カフェデリコ・カフェリーニ」から二編を朗読
あいにくチェンさんはうちの息子の子守で
建物の別棟にいて聴いてもらえなかったのですが
すぐ近くにいるのに、今ここにいない人の言葉に
みんなで耳を澄ますというのはちょっと変わった感じがして
独特の詩の味わいが出ていました
詠み手としてのありささんの静かな熱も印象的だったなあ
三番手の原明子さんは
オリジナル新作の詩の朗読
基本的に明子さんはいつも新しく書いたものを
発表してくれているのですが
そこにはその人自身の
詩を書かないではいられない日々の切実が溢れていて
創作とリアルが幾重にも螺旋のように連なっていって
詩の真実が立ち現れているとおもいます
来年はどんなふうに変化していくのかなあ
四番手の島田令子さんは
紙芝居「おおみそかのおきゃくさま」をやってくださいました
大晦日のお坊さんと貧しいお爺さんお婆さん
それと金持ちの長者さまも登場するお話
島田さんの声音が優しかったり、迫力抜群だったりで
お話に引き込まれて
客席のみんなが小学生みたいな顔になっていました
それにしても島田さんは引き出しがいっぱいあるなあ
五番手の渡辺一成さんは
アコギでGreen Dayをシャウト
振り返れば今年皆勤賞だったナベさん
いつもこちらの想像を超える選曲で
見る者をスカッとした気持ちにさせ続けてくれました
またワークショップや他の演者のアクトの合間に
一見強面なのにポツリと話す一言がいつも面白くて
このイベントのムードメーカーとしても欠かせない存在です
日常に音楽や詩がなければ、何も生まれないということを
サラリと教えてもらっている気がします
ナベさんみたいにいくつになっても叫んでいたいなあ
六番手は中西裕介さん
初参加ですが、別のイベントで何度かお会いしていて
その詩の素晴らしさは山口で出会った詩人のなかでも
群を抜いています
最新詩集「メガネの歪みを直しにきました」より三編を朗読
これまでは中西さんの
書き手としての凄さだけに注目してきましたが
パフォーマーとしてもとっても面白い詩人だということを
この日新たに気づかせてもらいました
ちなみに新詩集は
オイラが棚主をやっている「HONYAらDO」でも
12/22(木)の店番日より取り扱いを開始しますので
興味のある方はぜひご購入ください
これからもっと中西さんと交流ができたらいいなあ
七番手、2022年の大トリはじいざす♡大悟さん
歌って踊れる我らの愛弗のこの日の演目は
キーボードを奏でながらの般若心経！！！
これが最初大爆笑だったのに
途中からだんだん厳かな感動に包まれるという
ほんとうに舞台表現の必然を体現されているパフォーマンスで
アッパレでした
もっともっと…世界中の人にじいざすさんを体感してほしいなあ
〆はオイラが
詩選集「あなたにあいたくて生まれてきた詩」より
発表当時三歳だった田中大輔さんの詩「ママ」と
選者の詩人・宗左近さんの解説を詠んで
寒いけど熱すぎる一期一会の宴は幕
あらためて
今年も一年大変お世話になりました
このイベントを一緒に作ってくれた一人ひとりに
心より感謝いたします
次回のブログで詳細を発表しますが
来年から「蓬莱座オープンマイク」は
新シリーズに突入しますので
どうかご期待ください
とにかくね
あなたと会えたことが
ただ、ただ、うれしかった
会っていても
会えていないことが多かったりする
”いま”という世界のなかで
ちゃんと会えたこと
その奇跡を肚に
ひとりぼっち同士でまた
あそびましょ
＊
（桑原滝弥・今後の予定）
12/22(木)12:00～
販売「HONYAらDO 店番」
山口・ショクバカフェ2F
https:/
12/24(土)16:00～
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
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1/上旬 公開
動画 最新タイトル
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※詳細近日発表
1/21(土)17:00～
イベント「蓬莱座オープンマイク3１」
山口・旧蓬莱閣
※詳細近日発表
1/25(水)発売
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.82」
発行・USP研究所
https:/
1/28(土)16:00～
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
https:/
◇公開中
動画
「親子ポエム 生き際について」
https:/
◇発売中
自伝詩集
「詩人失格」
https:/
【執筆・公演・その他、詩に関する依頼先】
TEL:090-8545-2708
takiyakuwahara@yahoo.co.jp
詩人類
追伸：
蓬莱座オープンマイク以外にも
一般公開ではないため
本ブログには情報を掲載していませんが
この師走はいろんなところで
詩のライヴをやらせてもらっています
各会場でお会いした皆さん
お一人お一人の詩を浴びている時の眼差し、笑い声、拍手…
それがオイラの次の詩の一行目、一声目の、源になっていきます
ありがとうございます
また、ひょっこり出会いましょうね♡
