2019年1月31日木曜日

名古屋ポエトリーリーディング大百科

「名古屋のポエトリーリーディングは 
 桑原滝弥からはじまった」 

非常に光栄なことに 
そうおっしゃってくださるひとが 
たまにいます 

もちろんそんな訳はなくて 
オイラが名古屋でポエトリーの企画を始める前から 
詩の朗読会(ポエトリーリーディング)は 
各所で行われていたと思います 

ただ、ある種のまとまった形のムーブメントとして 
イベントを継続的に開催したのは 
もしかしたら自分が最初だったのかも知れません 



1998年にインドではじめてポエトリーリーディングを体験して 
2000年には日本でもやり出して 
「これはおもしろい!」と直感して 
当時暮らしていた名古屋で 
2001年の4月に最初の企画を開始しました 

当時ちょっとしたブームだった 
ポエトリーリーディングのシーンで 
活躍していたひとを中心に 
詩を感じさせてくれる 
たくさんの表現者に 
名古屋に来てもらいました 

ジュテーム北村 
稀月真皓 
青木研治 
御徒町凧 
さいとういんこ 
川村むつみ 
a-Qui? 
上田假奈代 
新納新之助 
ハギー・イルファーン 
RADIO DAYS 
石渡紀美 
松岡宮 
ちひろ 
高橋よしあき 
蛇口 



2004年の2月に東京に居を移してからも 
年に1~2回のペースで 
名古屋のステージに立ち 
そのときにも 
東海地方以外に在住の 
詩と縁のあるさまざまな表現者を 
この街に紹介させてもらってきました 

谷川俊太郎 
谷川賢作 
小室等 
馬野ミキ 
荒木巴 
チェン・スウリー 
島田篤 
イシダユーリ 
三角みづ紀 



そしてこの18年間の歳月のなかで 
実に多くの 
名古屋、及び、その周辺で暮らしている 
たくさんの詩を愛する表現者と 
出会いました 

姫ひょっとこ 
若林真理子 
松本きりり 
重盛ペンギン
マサキ 
葉月之寛 
林本ひろみ 
ISAMU 
北山美那子 
川村透
楠木菊花
はゆ
村田仁
寺尾晴美 
リア・アン・サリバン 
多田ヒロミ 
中川タカコ 
三橋雅典 
鈴木陽一レモン 
若原光彦 
加久裕子 
亞素麻 
江藤莅夏 
水尾佳樹 
はらだよしひろ 
神戸浩 
洪美怜 
野口あや子 
長谷川雄一 
中川寛 
幻燈ダンスholon 
三原千尋 
チャーリー・ホッパー 



まだまだまだ… 
たくさんのひとの顔が浮かびますが 
全員の名前を挙げたらすごい数になるので 
この辺りで 

とにかく名古屋ってところは 
とても思い入れのある 
自分を育ててくれた 
大切な街なんです 



昨年6月に惜しまれながら閉店した 
名古屋の詩のオープンマイク発祥の地と呼ばれ 
ほんとうの意味での開かれた形で 
ポエトリーのイベントを定期開催した 
「空色曲玉」

そのさよなら企画に 
ゲスト出演してくれたジュテーム北村兄貴と
年末に電話で話していて 
「それにしても名古屋のオープンマイクはすごかったな!」 
と言ってくれた言葉が 
やけに心にひびきました 



また日本全国 
いろいろなところで 
最近ポエトリーリーディングに興味を持ったひとから 
「当時の状況はどんなカンジだったんですか?」 
と質問されることが非常に多くなってきていて 
名古屋のこともたくさん聴いてくれたりします 

東京では 
大島健夫さん 
URAOCBさん 
のお二人が中心になって 
「日本スポークンワーズ協会」を 
数年前に立ち上げられ 

「スポークンワーズマガジン どんと、こい!」や 
「いま、詩を生きる」といった詩人のインタビュー集を出版し 
記憶を記録に残す作業をされていて 
オイラもインタビューを受けて 
いろいろと話させてもらいました 

読んでもらえばわかりますが 
そこでも名古屋での話をたくさんしています 



そんないくつかの感覚や事柄が重なって 
ならば名古屋でのポエトリーリーディング 
詩の声の歴史を 
忘れぬうちに探ってみる 
そんな企画をやってみようと 
思い立ちました 

探っていくうちに 
新たな発見や 
気づきがあるかも知れない… 

ということで 
オイラが東京に引っ越してから今日まで 
だれよりも名古屋のポエトリーシーンを引っ張ってきた 
鈴木陽一レモンを相方に 
下記のようなイベントを開催いたします 



ゲストには 
映像作家で 
ちくさ正文館名物書店員の 
50年近くに渡って名古屋周辺の 
さまざまなアートーシーンと関わり 
また、創って来られた 
古田一晴さん 

ここ10年 
独自の朗読活動で 
これまでの名古屋にない 
新鮮な詩の声の波を起こされている 
ニシムラタツヤさん 

そして 
現役高校生で 
最近ポエトリーリーディングに 
のめり込みだしたという 
行方不レ知さん 



三人のゲストとのトークセッションのあとには 
”ポエトリーリーディング”をテーマにした 
オープンマイクもやりますよ 

貴重な資料も 
各々が持ち寄りますので 
エピソードだけではなく 
当時の雰囲気・匂いが 
より立体的に味わえるかとおもいます 

さあ、果たしてどんな話が飛び出すのか? 
そして、どんな明日が見えるのか? 


名古屋で 
最新の歴史を 
刻みましょっ☆ 




* 



『名古屋ポエトリーリーディング大百科』 


これを見れば 
名古屋のポエトリーリーディング(詩の朗読)の歴史が 
すべてわかる!? 

いかにして詩は声を持ったのか… 
各時代の当事者・目撃者たちが 
その瞬間をライヴで語るトークセッション 

ポエトリーリーディングをテーマにした 
誰でも参加できるオープンマイクも同時開催☆ 



2019年2月24日(日) 
開場12:00 開演13:00 


◇MC 
桑原滝弥 
鈴木陽一レモン 

◇ゲスト 
古田一晴 
ニシムラタツヤ 
行方不レ知 

◇記録 
江藤莅夏 

~内容~ 
13:00 (第一部)20世紀後半、詩の声はどう響いていたのか(トークセッション) 
14:00 (第二部)21世紀初頭、詩の声はどう広がっていったのか(トークセッション) 
15:00   (第三部) そして現在、詩の声はどこへ向かうのか(トークセッション) 
16:00 (第四部)”ポエトリーリーディング”をテーマにパフォーマンス(オープンマイク) 
※各部の合間に休憩が入ります。 

◎オープンマイク参加者募集! 
ポエトリーリーディング(詩の朗読)をテーマにした作品を 
朗読、及び、パフォーマンスをされる方なら、誰でも参加可能。 
制限時間一人(組)4分間。自作他作不問。 
音源(CDソフト対応、USBは再生機器持参の事)使用可。 
楽器(セッティングに長時間掛からないもの)使用化。 
当日開場時12:00~エントリー受付。 
※もちろん観覧のみのお客様も大歓迎です。 


◇料金 
予約2000円 当日2500円 
(+1drink500円オーダー~) 

◇お問い合わせ 
詩人類 (桑原) 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 
http://shijinrui.blogspot.jp/ 

※ご予約希望の方は… 
○氏名(フリガナ付き) 
○観覧人数 
…を添えて上記問い合わせ先へお申し込みください。 
…お電話でももちろん受け付けております。 


◇会場 
「喫茶モノコト -空き地-」 
TEL:070-6411-7531 
(名古屋市千種区内山3-28-1 
ちくさ正文館2F) 
…名古屋市営地下鉄「千種駅」4番出口より東へ徒歩2分。 
…名古屋市営地下鉄「今池駅」12番出口より西へ徒歩4分。 
https://kissamonokoto-akiti.storeinfo.jp/

2019年1月26日土曜日

4272

国際平和会議に 
https://www.youtube.com/watch?v=uu8vGKae1ps 

被災地での活動 
https://www.youtube.com/watch?v=2vN0TI6Zg3M 

海外での公演 
https://www.youtube.com/watch?v=XqFOENn6JY8 

芝居をやったり 
https://www.youtube.com/watch?v=A4TelXWOnhc 

いろんな人とコラボレーションしたり 
https://www.youtube.com/watch?v=gIcVNeEF8GE 

いろんな媒体に呼んでもらったり 
https://www.youtube.com/watch?v=3cdi_Yizmss 

いろんなインタビューで話したり 
https://youtu.be/XR4mgK8g3Y4 

tamatogiや 
https://youtu.be/NckxJ_ARTAI 

俊読といった主催イベント 
https://youtu.be/-aUiMKb_cjc 

そして、ソロ 
https://www.youtube.com/watch?v=ns_Y2T3WmNU 




こうして 
動画で振り返ってみるだけでも 
ずいぶんといろいろなことをやらせてもらってきました 

ほかにも 
テキストだったり 
ワークショップだったり 
実験的なことだったり 
ほんとうにいろいろなことをやらせてもらってきました 

やってきました 



その活動内容はそれぞれ異なりますが 
すべてに共通するのは 
自然や宇宙といったよく見えないものと 
社会や人間といったよく見えるものとの狭間に立って 
詩というエネルギーを使って 
その両方がもっと何かしらの核心に近づけるように 
生命の循環を促したい 
ということでした 

なぜなら 
そうしないと 
個体としての自分は 
息苦しくて 
存在しづらいから 



見えるものと 
見えないものの 
どちらかに偏らないように 
これまである種注意深くバランスを取りながら 
作品・パフォーマンスを提供してきたのですが 

今回 
あえて社会というものに軸足をおいて 
イベントをやってみようとおもいます 



ここまでの活動を通して見えてきたもの 
そこで出会った観客/読者の 
一人ひとりから受けたインスピレーション 

変わり続ける時代という生き物への 
反応でもありますし 
個人的に息子が生まれたことや 
身近な人の死の影響もあるでしょう 

肉体が徐々に衰え始めていることも無視できませんし 
年を取ったからこそ 
毎日まだ生まれつづける己を感じるようになりました 

そして 
まだまだわからないことだらけで 
まだまだ知りたいことがいっぱいあって 
まだまだだれかと出会いたくて 
まだまだ生きていきたい 

これでいいんだと 
無理に納得せずに 
これでいいんだと 
素直に実感したい 

この世界は 
いい加減でうさん臭くて卑怯で卑屈で単純で複雑で美しい 
人間だからこそ 
果たせる営みがあるはずだ 

いま一度 
この世界で 
限られた時間を生きて 
何をして 
何をしないでおくべきか 
見ず知らずの他人である 
あなたとわたしで 
ふれあって 
かんがえて 
感じて 

これから生まれてくる命を 
心から祝福して 
死にたい 



そんなおもいがあふれて 
幸いにも 

小針丈幸 
URAOCB 
向坂くじら 

といった 
素晴らしい共犯者にも恵まれて 
今回このようなイベントを 
立ち上げることにしました 



詳しくは下記をご覧になっていただけたらと思いますが 
これまでのイベントとはちがった 
こわさを感じていて 
ワクワクしています 

薄汚れた自分のまま 
まっさらな気持ちで 
初舞台のつもりで 
当日みなさんの前に 
立ちます 


何卒よろしくお願い申し上げます 





4272 
桑原滝弥 





* 



4272 presents 
『SDGs × ポエトリー』 



どうなるかわからない世界を生きているなら 
どうなるかわからない祭りをやろう 
そして、出会おう 


国連で定められた”SDGs(持続可能な開発目標)” 
世界をより善くするためのこのビジョンをカードゲームで体験 

その体験を踏まえて 
”オープンマイク(誰でも参加可能な表現の場)”で 
それぞれの形で自由に表現し合う試み 

そのとき 
”わたし”と”わたし”は 
何をわかりあえるのか!? 




2019年3月3日(日) 
開場13:00 開演13:15 
(終演16:00予定) 

※冒頭のゲームルール説明を聞けないとゲームに参加する事が難しくなるため 
   遅くとも13:10までにお越し頂くよう、お願い申し上げます。 



◇SDGs 
小針丈幸 
(一般社団法人イマココラボ認定 2030SDGsファシリテーター) 

◇ポエトリー 
桑原滝弥 
URAOCB 
向坂くじら 
(オープンマイク・ファシリテーター) 

◇映像協力 
萩原哲夫 

~内容~ 
13:15 (第一部)「SDGsカードゲーム体験会」 
14:45 (第二部)「ゲーム体験を踏まえてのオープンマイク」 
           詩、歌、芝居、ダンス、絵、書など、 
           各自3分程度で自由に表現していただきます。 
           表現形式が浮かばない方は、 
           感想を述べていただくだけでも大歓迎です。  
※各部の合間に休憩が入ります。 



◇参加費 
3000円 
(定員25名/完全予約制) 

◇お問い合わせ 
詩人類 (桑原) 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 
http://shijinrui.blogspot.jp/ 

※参加希望の方は… 
○氏名(フリガナ付き) 
○観覧人数 
…を添えて上記問い合わせ先へお申し込みください。 
…お電話でももちろん受け付けております。 



◇会場 
自由学園明日館 会議室RM1925
(東京都豊島区西池袋2-31-3) 
http://jiyu.jp 
…池袋駅/JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分 
…JR目白駅より徒歩7分 




~イベント解説~ 


SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。 
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。 
17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。 
政府や自治体、学校や企業での取り組みも活発になってきており、日本でも急速に「SDGs」の普及活動が始まっています。 
世界をより善くしていくための壮大なビジョンなのですが、壮大であるがゆえに捉えにくいかもしれません。 
SDGsカードゲームは、なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか? 
それがあることによってどんな変化や可能性があるのか? 
そんな「SDGsの本質」がゲームを通して楽しみながら体験できます。 

こんな方にオススメです 
・SDGsに興味がある方 
・SDGsについて知りたいけど何から始めたらよいか迷っている方 
・SDGsって聞いた事はあるけどよく知らない方 
・なんだかよく分からないけど面白そうな事に参加してみたい方 

これまでの体験者の感想 
・経済、環境、社会のつながりという全体像を感じられた。 
・体験を通して、視野が広がり、幅広い気づきを沢山得られた。 
・自ら今できることを行動に移すことが必要だと強く感じた。 
・協力し行動に移せばそれぞれの価値観に応じた幸福や豊かさを享受できるのだと分かった。 
・過度な競争や勝ち負け、搾取を超えた世界は実現可能なのだとゲームを通じて感じた。 


しかし、このSDCsには、アートが果たす役割といったものが明記されておりません。 
国内外のさまざまな識者からも、そのことに対して疑問の声がいくつか上がっています。 
そこで本イベントでは、何かしらの芸術表現活動をしている人、及び、興味のある人にカードゲームを体験していただき、その感想を自由に作品として発表してもらおうという試みになります。 
詩やアートといったものが、”いま”という時代に、社会に、そこに生きる個人に、何ができるのか? 
集ってくださったお一人お一人と考えて、感じて、何かが生まれるきっかけになればというおもいで、このイベントは企画されました。 

SDGsファシリテーターであり、社会福祉活動とアートシーンの両方にこれまで関わってきた”小針丈幸”と、 
それぞれ独自の活動のなかで、まだ出会えぬ誰かと何かの状況を、詩を通じて切り開こうとしてきた”桑原滝弥”、”URAOCB”、”向坂くじら”という三人の詩人による、 
現代という時代に、アートと社会の可能性をあらためて問うプロジェクト”4272(しになに)”。 
その第一弾が本イベント『SDGs × ポエトリー』になります。 

正解やゴールをある程度想定して行うイベントではありませんので、どうか皆さん、自由にご参加ください。 
いっしょに、知らないこと、よくわからないこと、感じているけどそれが何に繋がるのかまだ未知なことに、出会ってみましょう!