2020年7月26日日曜日

「名ポ百3」動画公開

今年の三月に開催された 
オイラ主催&出演のイベント 
『名古屋ポエトリーリーディング大百科3』の模様が 
YouTubeにて全編公開となりました 



毎度テーマを決めながら 
トーク、オープンマイク、パフォーマンスと 
盛りだくさんの内容でお届けする 
通称”名ポ百” 

今回はひょんな流れから 
詩と関わることとなった 
他ジャンルの表現者をゲストに迎えて 
ガツっと濃厚ライヴを 
繰り広げました 



個人的には 
from山口となって 
はじめてのイベントであり 

コロナの猛威が 
徐々に大きくなっていくなか 
悩みながらも決行し 

演者・観客の垣根を超えて 
そこに集った一人ひとりと 
生みだすことのできた 

忘れられないステージとなりました 



各パートごとに 
公開しておりますので 
それぞれの詩の趣を 
ぜひぜひお楽しみください~ 




* 



『名古屋ポエトリーリーディング大百科3』 

2020年3月1日(日) 
名古屋・鶴舞 K・Dハポン 


【『名古屋ポエトリーリーディング大百科3』第一部】 
https://youtu.be/qe1YQ-KZEoE 
森田太朗(holon/ダンサー) 、ひで(コトナ/ミュージシャン)、二人の表現者をゲストに迎え、詩や詩人と関わってそれぞれが感じたことを中心にトークセッション。 
また名古屋アートシーンの生き字引、”マーズ”こと古田一晴(映像作家/ちくさ正文館本店店長)による好評シリーズトーク「マーズに訊け!」も収録。 


【『名古屋ポエトリーリーディング大百科3』第二部】 
https://youtu.be/zYlCHC4aWVA 
誰でも参加できる詩のオープンマイク。己が詩だと感じるものであれば表現形式は問わない自由度高めのステージ。 
主催メンバーである江藤莅夏をはじめ、8名によるおもいおもいの詩のパフォーマンス。 


【『名古屋ポエトリーリーディング大百科3』第三部①】 
https://youtu.be/mS0rfaTlYSI 
主催メンバー・鈴木陽一レモンがポエトリーリーディング/RAPを担当する、ダンスポエトリーバンド『コトナ』のライヴ。第一部トークゲストのひでもギターヴォーカルで参加。 
幅広い音楽性を独自の咀嚼力で飲み込み吐き出す世界観は、オーディエンスの心身を大人と子供の真ん中へと誘い、揺らす。 


【『名古屋ポエトリーリーディング大百科3』第三部②】 
https://youtu.be/fwY7sFDN7Oo 
第一部トークゲストの森田太朗(ダンス)が、森田こころ(映像)と展開しているユニット『holon』と、主催メンバー・桑原滝弥によるコラボレーションライヴ。サウンド担当として、KDハポン・モモジも参加。 
桑原の長編詩「ピキピキ夏山のドンバラ大放送♡」を、この夜にしかできない切り口で紡いだ、詩情のリアル。

2020年7月21日火曜日

tele-

先日は 
「蓬莱座オープンマイク1」へ 
愛あるご来場をいただきまして 
誠にありがとうございました 

コロナの感染が収まらないなか 
葛藤を抱えながら 
それでも参加してくださったみなさんに 
心より感謝いたします 

山口に来て五ヶ月 
やっとライヴのスタートを切ることができ 
ほんとうに感無量です 



当日は 
ソーシャルディスタンスを守れる 
程よい客席の埋まり具合で 
楽しくイベントを進行することができました 

山口ではこういった 
オープンマイクのイベント自体に馴染みが薄く 
もっと言えばアート系のライヴの絶対数が少ないせいか 

エントリーをして何かしら表現をしようという方よりも 
観覧のお客様が多かったので 
まずはアートや表現というものを身近に感じてもらうため 
簡単な詩のワークショップをやらせてもらいました 



漠然と詩を書いてくれと言われたら 
オイラだって書けませんので 

蓬莱座のなかを探検して 
そのあとにある投げかけをさせてもらって 
詩をつくってもらいました 

それから書いたものをシャッフルして 
自分以外の人の書いたものを 
それぞれが朗読する形で 
発表し合いました 



結果とても新鮮な 
詩を感じあうひとときを 
共有することができました 

自分が書いたものを 
他人の声で聴く趣だったり 
その瞬間に閃いたことを 
すぐに発信し合う即興性やライヴ感だったり 

ドキドキしながらも 
あたたかい 
自由な一体感が生まれたようにおもいます 

今後も蓬莱座オープンマイクでは 
こういった詩やアートに親しんでもらえる 
時間を設けていきますので 
どうかお楽しみに☆ 



ワークショップの後は 
いよいよオープンマイク! 

第一回目となる今回は 
三名の方がエントリーしてくれました 

抽選にて決まった登場順にご紹介しますと・・・ 

Youihiro Hara 
麻生有里 
ちはやはやぱや 



トップのYouichiro Haraさんは 
オープンマイクはもちろんのこと 
人前で表現することも 
まったくの初めてだという 

このイベントのスタートを飾るのに 
これ以上ないくらいふさわしい存在 

フリートークと中原中也の詩を朗読 
そのすべてが瑞々しくて尊かったです 
次はオリジナルの詩を書いて来てねという 
オイラの無茶ぶりに笑顔でうなずいてくれました 



二番手の麻生有里さんは 
10年前に渋谷 space turboでやっていた頃の 
オイラ&イシダユーリさん主催の 
詩のオープンマイク「tamatogi」に 
よく参加してくださっていた詩人 

聞けば 
人生初のオープンマイク体験が 
このtamatogiだったとか 

その後 
東京から山口へ移られていて 
オイラの昨年の山口遠征のときに 
久々の再会を果たしたのでした 

淡々と 
でもたしかな熱をこめて 
蓬莱座の時空に流れる 
有里さんの詩は 

生まれたばかりのこのイベントに 
しなやかで決して折れない 
背骨のようなものを 
通してくださったような気がします 



三番手 
この夜のトリを決めてくれたのは 
ちはやはやぱやさん 

写真、デザイン、動画、文章、音楽… 
さまざま表現スタイルで作品を発表する彼女が 
この日選んで届けてくれたのは 
まっすぐな 
詩 

オイラのライヴ時にいつもやる口上に対抗しての 
はやぱやオリジナル口上からの詩の朗読は 
剥き出しで 

剥き出しすぎて 
詩と呼ぶにはあまりにも無防備で 
でもその詩じゃないところが 
逆に詩を感じさせてくれる 

そんな 
まさに”今”しかできない 
ライヴでした 



最後にエピローグ的に 
オイラも普段のライヴでは詠まない詩を 
三編ほど詠ませてもらって 
記念すべき「蓬莱座オープンマイク」 
第一回目は 
幕 

詩人が主催のせいか 
今回は詩のパフォーマンスがつづきましたが 
このオープンマイクは全ジャンルOKのイベントです 

すでにはやぱやさんは次回は”歌いたい”と言ってくれていますし 
他にもいろんな表現ジャンルの人が 
近い将来の参戦を表明してくれていますので 
これからがますます楽しみです 



コロナの感染状況を見ながらになりますが 
基本は毎月第三土曜日17時~ 
定期開催してまいりますので 

エントリーでも 
観覧でも 
どちらにするかは 
その日その時その瞬間に 
決めてもらってかまいませんので 
気軽にあそびにいらしてください 

よろしくお願いします 



オイラが 
あなたの命を 
本気で祝福します 




◇「蓬莱座オープンマイク2」 
2020年8月15日(土)17:00~ 
旧蓬莱閣にて開催 

※疫病流布、自然災害等の予期せぬ事態により開催が延期となる可能性があります。 
※関連サイト「桑原滝弥・情報ブログ」 http://shijinrui.blogspot.jp/ をご確認の上、ご来場ください。 




* 



さてさて 

久々にイベントの 
レポートっぽいことを書きましたが 
もちろん他にも 
いろいろやらせてもらっております 

今週末には 
二ヶ月に一度の 
あの雑誌が発売になります 



今回編集部からもらったお題は 
telework,telephone,telepathy.telescope・・・ 
などといった言葉でもよく目にする 
接頭辞で”遠く”を意味する 

「tele-」 

果たしてどんな詩が生まれたやら 
ぜひ誌面にて 
イケヤシロウさんのイラストとともに 
全文を味わってください~ 




◇2020年7月25日(土)発売 

隔月誌「シェルスクリプトマガジンVol.67 2020 August」 

世界で唯一のシェルスクリプト専門誌! 
詩人・桑原滝弥による 
コンピューター用語、及び、 
関連ワードをタイトルに詩を作るシリーズ掲載 
イラスト・イケヤシロウ 

定価:本体500円+税 
発行:USP研究所 
※全国書店、amazonなどの通販サイトで発売。 
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html 





帰りたや 
あの里へ 

山を越え 
橋を渡り 

踏みしめたや 
あの道を 

草を蹴り 
土に触れ 

眠りたや 
母の胸に 

畳を嗅ぎ 
湯気に揺れ 

信じたや 
わが明日よ 


【掲載詩 ~tele-~ より】

2020年7月17日金曜日

49

またひとつ 
歳を取らせてもらいました 

お祝いのメッセージや 
プレゼントを届けてくだった 
あなた 

ほんとうにありがとうございます 



今までも 
誕生日を祝ってもらうことは 
うれしいことでしたが 

今年は格別に 
うれしかった 

というか 
心に沁みました 



こんな時代に 
おたがいに生きているという 
奇跡を 

おもわず 
噛みしめてしまったからなのかも 
知れません 



噛みしめた唇から 
滴り落ちたのは 
涎なのか 
血なのか 
詩なのか 

よくわからないけど 
何かがあふれているのは 
たしかなことだから 

40'sラストも 
己の運命を信じて 
駆け抜けます 



でRからして 
明日はライヴ! 

新たな歳一発目は 
新たに始まるイベントで 

どんな時代でも 
どんな状況でも 
どんな環境でも 

俺と
君が
出会うなら

そこに詩のステージが生まれます 



どうか自由に 
あそびに来てください 


よろしく 




* 



詩人類 presents 
『蓬莱座オープンマイク1』 



2020年7月18日(土)17:00~ 

人は表現するために生まれてきた… 
だれもが皆、アーティストである! 

山口に全ジャンル対応のオープンマイク(だれでも参加できるステージ)が開幕。 
これまで東京をはじめ全国各地で数々のイベントを成功させてきた 
”詩人・桑原滝弥”が、この地から世界へ、 
今を生きるあなたとともに、未来へとつながる表現をつくっていきます☆ 



毎月第三土曜日 17:00~ 
旧蓬莱閣にて開催 

~2020年開催スケジュール~ 
7/18、8/15、9/19、10/17、11/21、12/19 
※疫病流布、自然災害等の予期せぬ事態により開催が延期となる可能性があります。 
※関連サイト「桑原滝弥・情報ブログ」 http://shijinrui.blogspot.jp/ をご確認の上、ご来場ください。 




【募集要項】 

本イベントは、詩、歌、ダンス、演劇、お笑い、ラップ、朗読、絵、書、写真、マジック、各種楽器演奏、パフォーミングアートetc、表現のジャンルは問いません。 
また、「最近こんなことを始めましたor始めたい」「こんなことを感じています」などの、プレゼン、PR、スピーチ、祈りも大歓迎です。 
人前での表現をされる方なら、どなたでも参加できます。 
※但し特定の宗教及び政治団体の勧誘、また誰かを誹謗中傷するような表現はお断りします。 

制限時間一人(組)5分間。自作他作不問。 
当日会場時16:30~ エントリー受付(予約不要)。 
※もちろん観覧のみのお客様も大歓迎です。歴史の瞬間の目撃者に是非なってください!!! 

◇イベント関連動画 
 YouTube『詩人類/桑原滝弥』チャンネルにて公開中… 

『蓬莱座オープンマイクへの道1』 
https://youtu.be/fK9YNkjNJ_8 

『蓬莱座オープンマイクへの道2』 
https://youtu.be/IKYGEbXfmY8 

【蓬莱座オープンマイクへの道3】 
https://youtu.be/Ov1oI0c0km8 



【MC】 
桑原滝弥(詩人) 

【参加費】 
500円 
※パフォーマーも観覧される方も均一料金です。 

【会場】 
旧蓬莱閣 
(〒753-0087 山口県山口市米屋町2-6 ) 
…山口駅から541m 徒歩7分 
…山口市中心商店街 みずほ銀行向かい 

【お問い合わせ】 
詩人類 (桑原) 
TEL:090-8545-2708 
takiyakuwahara@yahoo.co.jp 




【主催者プロフィール】 

桑原 滝弥:くわはら たきや  takiya kuwahara 

詩人。1971年7月14日、三重県四日市市出身。 
1986年8月28日、俳優として初舞台。その後、演劇・音楽・パフォーマンス活動を経て、1994年、詩作を開始。 処女作『えりなのプロフィール』は、新潮文庫『あなたにあいたくて生まれてきた詩 / 宗左近・編』に収録。 以降、「あらゆる時空を" 詩 "つづける」をモットーに、紙誌、舞台、映像等、様々な媒体で作品を発表。詩人・谷川俊太郎との競演イベント『俊読』や、詩のオープンマイク『tamatogi』、言の葉Tシャツの製作などの企画も多数手掛ける。海外での活動や、妻の講談師・神田京子との詩芸ライヴ、他ジャンルとのコラボレーションも積極的に展開。東日本大震災被災地の歌『たしかなる風 ~ふるさと久之浜~』『トブシルのうた』を作詞(作曲・谷川賢作)。著書に詩集『花火焼』(にこにこ出版)、写真詩集『メオトパンドラ』(写真家・キッチンミノル共著/FOIL)ほか。詩芸企画『詩人類』代表。 
2020年2月より、三歳になる息子(表紙写真)が突然放った一言「パパ、運命を信じろよ!」に突き動かされて、住み慣れた東京より、まったく何も知らない山口へ。本企画『蓬莱座オープンマイク』が移住後初の主催イベントとなる。 



【会場設備について】 
本イベントは「蓬莱座プロジェクト」の一環として開催されるイベントです(別項参照)。 
そのため会場には、現時点では電気設備がございません。音源、電子楽器を使用される方は、充電された状態の送電機器・電池などをご持参ください。 
尚、会場の照明は、ロウソク、ランタン、自然光などで、季節によって工夫をしながら演出します。 

【”蓬莱座プロジェクト”について】 
かつて山口市中心商店街に、多くの地元の人に愛された「蓬莱閣」という名の中華料理店がありました。 
この場所で生まれたのが、東京で詩人として活躍し、現在は地元・山口に戻り「劇団ジャンク派」を主催する、台湾華僑三世の”チェン・スウリー(陳樹立)”です。 
彼には夢があります。「お爺ちゃんが作ったこの場所を、愛する山口の、新たな文化の発信地にしたい!」 
1階を映画館・劇場、スタジオ、2階をカフェ、ショップ、ギャラリースペース、3階にはフリースクール、稽古場を完備した、その名も『蓬莱座』としてオープンさせたいという夢です。 
この一見無謀とも言える夢が、これからどういった形で進行していくのか。関わったみなさんと楽しみながら、知恵を出し合いながら、その過程も含めて、文字通り手作りで文化を生みだしていくのが”蓬莱座プロジェクト”です。 
応援したい、何か関わってみたい、まだよくわからないけど興味がある…そんな方もぜひ「蓬莱座オープンマイク」へ気軽に遊びにいらしてください。 

◇チェン・スウリー Twitter 
https://twitter.com/CHEN_ShuLi 





~開幕宣言~ 

山口のみなさん、世界のみなさん、こんにちは。 
詩人の桑原滝弥と申します。僕は人前で表現をするようになってから今年で34年になり、これを生業としていますが、未だに表現をするのが恥ずかしくて、恐いです。 
だけど、それを乗り越えて、目の前のお客さんや、遠くの読者と繋がれたときには、何にもまして幸せです。 
そしてその時放たれた表現は、自分だけのものではなくなり、誰かや何かのなかに息づく、この宇宙の一部となります。それによって、心に新鮮な風が吹き込んできて、救われた気持ちになります。 
一度きりの人生です。そして誰だって、恥ずかしかったり、恐かったりします。それをわかち合うことで、出会った一人ひとりの方と、今、という瞬間をうんと味わって、たしかな未来へと繋がる表現をつくっていけたらと願っています。 
これまでオープンマイクをいろんな場所で開いてきて、それがきっかけで、現在表現の第一線で活躍している人もいれば、まったく違う人生を見つけてイキイキ活動している人もいます。そして、もうこの世から旅立たれた人もいます。 
いずれにせよ、この人たちはオープンマイクという場に来て、おたがいに表現をし合うことで、それまでとは異なる運命を引き寄せた人たちだとおもいます。 
コロナの感染拡大がいずれ終息したら、僕のイベントには遠方から駆けつけてくださる人も多いので、ここから山口の人と、世界中の人とのあいだに、どんな交流が生まれるのか、とっても楽しみにしています。 
さあ、マイクを解放します。まだ電気が通っていない会場なので、しばらくはエアーマイクですが(笑) 
皆様のご来場、心よりお待ちしております。 

詩人 桑原滝弥