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ライヴ詩人より、あなたへ、
- 今日はまず
東京のみなさんへの
メッセージを書かせてください
七月の日記で
年内に東京で何かしらの
イベントができたらと書きました
http://shijinrui.blogspot.com/2020/07/blog-post_8.html
あれからいろんな人や場所と
ライヴができないかと相談をしてきました
いくつもの意見や状況分析も聞かせてもらいました
その上で
今年は東京でのイベントは行わないことを
このたび決断しました
楽しみにおもっていてくれたみなさん
「tamatogi」を待ちわびてくれていた
あなたよ
ごめんなさい
オイラもとても寂しいですが
よりよいライヴを生み出すための
前向きな”タメ”と捉え
ここから新たな準備をしていく所存です
来年上半期中には
どんな形になるのか
まだはっきりとはわかりませんが
愛する江戸のステージに帰ってまいりますので
何卒よろしくお願いいたします
そして
全国各地のみなさん
この東京でのイベントを皮切りに
順次各地でのステージに立つつもりですので
近い将来の再会&はじめましてを
どうか楽しみにしていてください
海外のみなさんも
さらにすこし先になりそうですが
いろんなところへ
また行きたいとおもっておりますので
待っていてくださいね
それまでは
山口でしっかりと
血の通ったステージを積み重ねていきます
冒頭の七月の日記で書いていた
出演予定の劇団ジャンク派の公演は
来年の春に開催延期となりましたが
それ以外にも
いくつか出演予定のイベントがあります
追々発表してまいりますので
どうかご期待ください
もちろん
七月からスタートした
毎月第三土曜日開催のイベント
「蓬莱座オープンマイク」も
どんどんやっていきますからね
先日開催した第四回目より
県外のお客様のご来場もフリーとなりましたので
体調に問題のない人は
ぜひ新たな文化のはじまり
祭の起へ
ご参加ください
*
そんな訳で
前置きが長くなりましたが
ここからは先週土曜日に開催した
「蓬莱座オープンマイク4」の模様を
ちょっぴりレポートさせていただきます~
まず前半は
恒例のいろんな表現を楽しく体験する
ワークショップのコーナー
今回は
名古屋のオープンマイクイベント
「詩のあるからだ」(現在開催休止中)で
オイラ発案で実に十年以上実施されていた
”読みくらべスラム”をやってみました
これは
ひとつの詩を
さまざまな人が独自の解釈で詠んで
その違いの妙を味わってみよう
というもの
この夜は
蓬莱座小屋主で
詩人のチェン・スウリーさんの
詩「甘い夜」を
観覧のみの予定だったお客さんも含め
十人以上で読みくらべてみました
やってみると
これがほんとうに
面白いぐらい異なっていて
こんなにも
人の詩や言葉の受け止め方は多様なのかと
なんだか心がワクワクしました
まるで
ひとつの詩から
無限の詩が生まれていくようで
いや
実際に
そうなのでしょう
最後は
作者であるチェンさん自身の
朗読で閉めてもらいました
四十代半ばとなったチェンさんが
十八歳の時に書いた己の詩を
ただ真っすぐに詠む様は
なんとも言えない趣がありました
そしてこの読みくらべは
”スラム”と謳っておりますので
勝者を決めなくてはなりません
作者のチェンさんに選んでもらった
栄えある蓬莱座での初スラム優勝者は
詩を音楽に落とし込んで輝かせてくれた
初参加の男女の音楽デュオ
”G.P.S”
おめでとうございます☆
パチパチ
でもあくまで優勝はゲームの一環ですので
他の参加してくれた人ももちろん
みんな勝者です
ビバビバ
この企画はまたやってみたいなあと
おもっておりますので
そんな機会に遭遇した折には
ぜひドキドキワクワクしながら
参加してみてくださいね
でもって
休憩挟んでの後半は
いよいよ本編となる
オープンマイクタイム!
今回は以下の6組の方が
エントリーしてくださいました
Kenta
G.P.S
燈中碧空
植高公明
安田ありさ
ちはやはやぱや
※敬称略/抽選による登場順
トップのkentaさんは
これまで既存の作家の
随筆などを朗読してくれていましたが
今回は先日誕生日だったうちの息子に
プレゼントとしてくださった絵を置いて
オイラの詩「tele-」を朗読
さらにその詩からインスパイアされて書かれた
自作詩「pala-」を披露してくださいました
二番手、初参加のG.P.Sのお二人は
普段ライヴなどでやられている楽曲を
演奏してくださいました
ヴォーカルのペコさんの伸びのある歌声と
そこに寄り添うように響くゴッポさんのギターが
空間を満たしてくれました
三番手は燈中碧空さん
前回の即興演劇ワークショップでは
オイラとタッグを組んでくれた碧空くん
今回は純粋な参加者として
安部公房さんの短編小説の朗読
詩や歌詞とはまた異なる
言葉の持つ魔力のようなものを
その淡々とした語り口から
解き放ってくれました
四番手の植高公明さんは
前回は歌人名の”思田高ばここ”として
参加してくださった方
今回は山口の文学イベントの情報を纏めた
冊子を編集されている関係から
山口や近隣の文学イベントの
貴重な情報を紹介してくださいました
五番手は安田ありささん
動画「蓬莱座オープンマイクへの道3」では
https://youtu.be/Ov1oI0c0km8
オイラのリクエストに応えて
ダンスを披露してくださっている
山口では有名なダンスの先生です
このオープンマイクには第一回目から欠かさず
観客として参加してくださっていたのですが
なんと今回専門の身体表現ではなく
言葉のパフォーマンスに挑戦してみたいということで
歌舞伎十八番より「外郎売り」の口上を
ご披露してくださいました
ラストはちはやはやぱや
今回からこのイベントの正式MCとなった彼女は
絵を使ったパフォーマンス
お客さんに筆を渡し
自由に描いてもらいながら展開していく
はやぱやワールド
普段子どもと関わる機会も多い
彼女だからこそできる
意欲的なアクトでした
絵、詩、音楽、小説
情報、口上、観客参加型と
振り返って見てみると
実にバラエティに富んだ
ラインナップとなりました
また参加者それぞれが
結構いろんなことに挑戦をしてくれていて
継続して開催していく
イベントの意義であったり
大いなる表現の実験場として
このオープンマイクが機能し始めていることを
すごく感じて
主催者として感無量でした
最後は
詩選集「あなたに会いたくて生まれてきた詩」より
田中大輔さんの
詩「ママ」と
選者の詩人・宗左近さんの
解説文を
オイラが詠ませてもらって
この夜の宴は幕
集ってくださったみなさん
ほんとうにありがとうございました
けっしてよいニュースばかりではない
今年の秋ですが
この小さな小さな
蓬莱座のステージは
実り多き秋となりました
来月も
第三土曜日(11/21)に開催しますので
よかったら互いの
内なるところから溢れ出た
新鮮な何かで
交歓しましょう
待ってるよ~~~
*
(桑原滝弥・今後の予定)
10/24(土)16:00~
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/
※受講生随時受付中。
11/1(日)
山口市内イベント出演予定
※詳細近日発表。
11/14(土)16:00~
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/
※受講生随時受付中。
11/21(土)17:00~
イベント「蓬莱座オープンマイク5」
山口・旧蓬莱閣
http://shijinrui.blogspot.com/2020/07/blog-post.html
※詳細近日発表。
11/22(日),23(月祝)
山口市内野外イベント出演予定
※詳細近日発表。
11/25(水)発売
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.69」
発行・USP研究所
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html
※詳細近日発表。
11/28(土)16:00~
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
https://c-doumon.com/%E8%A9%A9%E3%81%AE%E6%89%89%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F/
※受講生随時受付中。
◇発売中
電子詩画集「国際化と標準化」
USP研究所 / Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKLMPLT/
【執筆・公演・その他、詩に関する依頼先】
TEL:090-8545-2708
takiyakuwahara@yahoo.co.jp
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