2015年8月25日火曜日

いっしょにしている


先日は
「表現道 hikari 3」へ
たくさんのご来場ご声援をいただき
ありがとうございました!


振り返れば
一気に駆け抜けた夜という印象ですが
客席の皆さんからすごいパワーをもらい続けていることを
本番中ずっと実感しまくっておりました

また、集中したアクトで
さまざまな表現の道を共に描いてくれた共演者の方々
福島梓さん・・・限界からの華を見せてくれました
星野通映さん・・次元を超えた芯を通してくれました
キヨノカさん・・健康な狂熱を振り撒いてくれました
渡辺有葵さん・・深まる微笑を解き放ってくれました

そして、スタッフとして支えてくれた
小針丈幸、かほり
クロコダイルの皆様

ステージからもお伝えしましたが
この”表現道”シリーズは今回を持ちまして
一旦終了とさせていただきます

現実的な自分のスケジュールの問題もあるのですが
それよりもこの三年間の経験を踏まえて
新たな舞台に立つ決意の表れと
受け止めてくださいましたら幸いでございます

これまで関わってくださった
すべての人に改めて御礼申し上げます

本当に、ありがとうございます∞




さて、あの夜の
ソロのパートの所でご紹介させていただいた
自分の詩が連載されている
「シェルスクリプトマガジン」の最新号が
本日発売となりました

今号では
ステージで先行する形で朗読いたしました
”カタカタ”が掲載されております
ご興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいませ

8/25(火)発売 
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.29 2015 September」 
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html 
※毎号、桑原滝弥・最新作掲載。




おしまいに
終演後にとても多かったご質問にお答えします

イベントのラスト間際
”そして祭が生まれる”という長編詩で
ステージの自分と客席後方のキヨノカさんが
「詩人が・一人・舞台で・詩を・朗読・している」
というフレーズを交互に掛け合っているとき

観客席の紳士(60歳代)が
「ちがう!いっしょにしている!」
と叫ばれて、そこからその言葉を受けて
フレーズが変わっていく場面がありました

「あれは演出なのですか?」
とたくさんの方からご質問をいただきましたが
結論から申し上げますと否
あれは言ってみればまったくのハプニングでした、笑

叫ばれたのは
関西方面からご夫婦でいらっしゃったお客様のご主人様の方で
偶然旅行中にクロコダイルの前を通られて
看板を見てなんとなく面白そうだということでご入場いただき
観ているうちに楽しくてしょうがなくて
思わず叫んじゃったとのこと
つまりは仕込みではなくて完全なる一見さん!!!

お話をすこし伺ったら
地元で不動産業を営んでおられる社長さんで
アーティストでも何でもない方だそうです
こういう最高のお客様に巡り会うことができるから
ライヴはやっぱりやめられません

日常という舞台で
何かしら表現をし続けていかなくてはならない
すべての人のヘンテコリンなサンプルとして
自分は作品を発表し公に出ています

そういった意味では
あの叫びは
自分の存在意義を証明してもらえた瞬間だった気がしております
Aさん、ありがとうございました♡


さあ、また、新たな風が吹いてまいりました
詩人の旅はまだまだ続いていきます
旅の途中であなたに会えること
楽しみにしております