ちょっとした詩の朗読ブームがあって
"ポエトリー・リーディング"という呼称が
一般にも知られるようになった
イベントをやれば
毎回テレビや雑誌の取材が入り
近寄ってくる有象無象も多く
そのせいか恋人が七人いて
土地々々にも愛人がいた
それからすぐにブームは廃れて
大勢の人間が去っていき
自分がウーパールーパーか
一杯のかけそばにでもなったような気がした
それ以降も
詩の朗読をする人はたくさん現れて
やがてやっぱりどっかへ消えていった
ま、そんなもんだとおもう
今回下記のイベントで共演する人たちは
そんな15年前に出会い
お互いさまだが飽きもせず
ずっと詩を声に出しつづけてきた人ばかり
それがいいことだとはおもわないし
もし、いいことになるようだったら
おれはやめるし
"いい・わるい"を超えていくから
詩なのだろう
まだまだつづく
長い道の途中での束の間の再会
合い言葉とかは特になくても
気配だけでわかるので
ぜひお立ち会いください
*
詩の朗読会
6/7(日)「朗読の時間」
高円寺 大陸バー彦六
http://
<出演>
蛇口
桑原滝弥
石渡紀美
カワグチタケシ
18:00開場/18:30開演
2000円(オーダー別途)
予約受付は彦六または各出演者へ