「蓬莱座オープンマイク12」へ
たくさんのご来場をいただき
ほんとうにありがとうございました
例によって
当日の模様の振り返ってみます~
前半のワークショップのコーナーでは
今回はちょっと変わった詩作をやってみました
お客様から言葉をひとことづつ出してもらったのですが
それは本人から発された言葉ではなく
持っている本であったり
身に付けている衣類であったり
スマホの中に入っていたりする
つまりは自分以外の
でも自分のすぐ近くにある言葉を
見つけてもらって
紙に書いてもらいました
いくつか出てきた言葉を挙げてみますと…
「リンクは絶対クリックしないようにね」
「目がキラキラして気持ち悪い」
「人間はなんてダメなんだろう」
「左様、たしかに、やけくそです」
「お母さんが連絡してみようか」
「無類のさみしがり屋だった」
「マンダラとは宇宙のエネルギーの発信源です」
それらの言葉が書かれた紙を
みんなでいろんな並べ方にしていって
言葉がどう影響し合っていくのかを探りながら
バラバラのひとことたちから
詩をつくっていきました
けっして自分が言ってやろうという
おもいの強い言葉からは生まれない
言葉の響き合いの強さ
(ある種自然の強さとも感じられる)
そんなものを味わえたひとときでした
長年詩を書いてきて
自分で言葉を選んで詩をつくってきたつもりが
実は言葉のほうに選んでもらっているんじゃないか
最近そんな気がしてきて
こんなワークショップをやってみました
今後も現役の作り手として
ハッと気づいた感覚を
ワークショップでみなさんと
共有できたらとおもっていますので
またお付き合いくださいね
後半の本編オープンマイクには
以下の10名の方がエントリーしてくれました
松田龍二
山本博史 90才
ありさ
・(サロンドランジュ)
フジイ
kenta
劉清
原明子
島田令子
渡辺一成
※敬称略/抽選による登場順
四次元にいる娘さんの詩
最高齢90才のハーモニカの伸びやかな音色
オイラの詩 赤馬車のカバー
ロウソクの灯だけにしての太宰治の短編と弾き語り
海外ロックの訳詞朗読
日々の暮らしを淡々と紡いだ自作の詩
ネイティブの中国語の歌声で聴くテレサ・テン
偶然にふたたび太宰の短編と出くわす必然のひととき
暮らしのなかの新聞のエッセイと一人語り
オリジナル味に溢れすぎた2021年のビートルズ
などなどこの日も
百花繚乱の自由な表現の
宴となりました
またこのオープンマイクが開かれた6月19日は
太宰治さんの誕生日でもあり命日でもある
「桜桃忌」であったことから
彼の感覚がそこかしこに渦巻いているような
そんなライヴ空間となった気がします
なんだか久しぶりに読みたくなったなあ
特に短編をね
最後はオイラが
・(サロンドランジュ)さんの
前半ワークショップで書かれた言葉/記号の紙
「・」を見つめながら
そこからインスパイアされた呼吸を落とし込みながら
自作詩「生き際について」を朗読させてもらいました
次回
「蓬莱座オープンマイク13」は
2021年7月17日17:00~
開催です
なんとおかげさまで
一周年記念の会となります!
そこで
よその地域のみなさんの
コロナで参加できないかわりに
どんなイベントか観てみたい
というリクエストにお応えして
この日の模様を撮影して
後日YouTubeで公開することにしましたっ
どうぞお楽しみに☆
もちろん長州のみんなは
会場に来てね~
という訳で
また会えるその日まで
梅雨だか
夏だか
それ以外の何かだか
よくわかんないけど
いろんなものが混ざった
この目の前の
風を受けて
どうか
よき旅を
よき息で
*
(桑原滝弥・今後の予定)
6/26(土)16:00~
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
https:/
6/27(日)17:06:07~
ライヴ「La fête commence」
山口・旧蓬莱閣
https:/
※ソールドアウト
7/10(土)16:00~
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
https:/
7/17(土)17:00~
イベント「蓬莱座オープンマイク13」
山口・旧蓬莱閣
http://
7/18(日)15:00~
ライヴ「やまぐちジャズフェスタ」
山口市民会館大ホール
https:/
7/24(土)16:00~
講座「詩の扉を開く」
山口・カルチャーどうもん
https:/
7/25(日)発売
雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.73」
発行・USP研究所
https:/
8/7(土)夕方~
イベント 滋賀・彦根 開催予定
※詳細近日発表。
8/8(日)17:30~
イベント 愛知・名古屋 開催予定
※詳細近日発表。
◇公開中
動画
「親子コラボ こわいい」
https:/
◇発売中
電子詩画集
「国際化と標準化」
USP研究所 / Kindle版
https:/
【執筆・公演・その他、詩に関する依頼先】
TEL:090-8545-2708
takiyakuwahara@yahoo.co.jp
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