2019年6月15日土曜日

ふたたび”道”へまいります

先日の札幌での 
『俊読 2019』でこんなことがありました 

というか 
やらかしてしまいました! 

そのことについて 
共同主催の古川奈央さんが 
SNS上に書いてくださっておりますので 
そのまま転載いたします 




* 



皆様の志を、よろしくお願いいたしますm(_ _)m 

桑原滝弥さん(詩人類/俊読主催)は2011年より毎年、東北や広島など未曾有の大災害に遭った場所の仮設住宅へ、詩と笑いと元気を届け続けています。その活動支援金を、イベントの時に募集してきました。 

この募金箱は、「俊読2019」で皆様から多くの志をいただいた時のもの。たまたま桑原さんがいつもの箱を忘れたため、その場にあった袋に、俊太郎さんに直筆でメッセージを書いていただき、受付に置きました。 

俊カフェでは引き続き、この活動支援金を募集してまいります。どうぞ皆様の志を、よろしくお願いいたします。集まった皆様の思いは、間違いなく桑原さんにお渡しいたします。 




* 



俊読当日第一部の〆トークで 
災害被災地への活動支援の呼び掛けをして 
楽屋に戻ったところ 
支援金箱を宿に忘れてきたことに気づいたオイラは 

すごい勢いで古川さんに 
「何か箱か袋をください!」 
袋が見つかるや俊太郎さんに 
「この袋に何か書いてください!」 
と無理矢理せがんだのでした 

そして休憩明けの第二部の冒頭で 
事の経緯をお客さんに説明して 
俊太郎さん直筆の書き立てホヤホヤメッセージを 
前の方に座っていた小学生の男の子に 
いきなり朗読してもらいました 

ちなみに俊太郎さんが書いてくださった 
支援金箱というか 
支援金袋のメッセージは 
下記の俊カフェ、及び、俊読2019FBページで 
ご覧いただけます~ 

https://www.facebook.com/shun.T.cafe/(俊カフェ) 
https://www.facebook.com/SHUNDOKU2019/(俊読2019) 



本番中のハイテンションでなければ 
こんな無茶ぶりはできなかったこととおもいますが 
怪我の功名と申しましょうか 
(単にオイラがうっかりしてただけです…スイマセン!) 
おかげでこの世にひとつしかない 
あたたかな支援金袋が誕生したのでした 

俊カフェにお立ち寄りの際は 
そんな偶然の流れで生まれたこの支援金袋を 
ぜひ見つけてやってください 



そしてそして 
その夜の俊読では 
ご来場いただいたお客様や 
関係者の皆様から 
たくさんの志をこの袋のなかへ託していただきました 

そこで決意しました 
この支援金を使わせてもらって 
昨年9月に発生した 
北海道胆振東部地震で被災された方々が暮らす町へ 
詩のライヴをお届けしに行こうと 

俊読のスタッフをやってくれていたOくんが 
被害の甚大だったむかわ町の出身で 
何かできないかと申し出てくれたこともあり 
そこから話はトントン拍子で進んでいきました 

またイベントの詳細は 
こちらのブログでもお知らせしますが 
とにもかくにもこの10月 

ふたたび”道”へまいります 




* 



むかわ町での公演とともに 
もちろん俊カフェでも数日 
それぞれテーマの異なるイベントを 
やらせてもらう予定です 

現時点での 
おおざっぱな日程は下記のようになります 



◇10/25(金)~27(日) 
俊カフェにて連日イベント開催 

◇10/26(土)昼 
むかわ町にて復興祈念ライヴ 




* 



これまでの八年間 
災害被災地のさまざまな場所で 
公演を重ねさせてもらってきた自分は 
詩の言葉が 
過酷な現実に立ち向かって生きていかなければならない人たちに 
ささやかですが 
何かしらのお役に立てるということを実感してまいりました 

詩というものは 
ある対象に自己を投影して見えてくる世界をうたうものですので 
一度自分からはなれることができます 

そして 
その詩の世界に浸ることによって 
聴き終えたあとに 
すこしそれまでとちがう感覚が芽生えてきます 

人によっては身体が楽になったという方もいらっしゃいます 
これは詩のライヴという出し物を鑑賞することによって 
新たな自分を創造することができるからだとおもいます 



イベント当日は 
自分以外にも 
この企画に賛同してくれた 
道内、及び、東京から 
数名の表現者が参加してくれます 

声の力 
言葉の可能性 
詩を感じることによって現実を変えていく発想力は 
誰しもが持っている能力です 

そして言葉というものは 
いま生きている人間がいなくなった後の世界にも 
生き続けて行けるものです 

当日ご覧いただくむかわ町、俊カフェをはじめとした 
北海道の皆さまとともに 
この日、この時、この場所だからこそ生まれてくる詩を 
未来に響かせられることを楽しみにしております 

どうかよろしくお願いいたします 




* 



そんでもって明日はいよいよ

インドの詩人 Nilanjan Bandyopadhyay × ポエトリー 
『100年後 この詩を詠む人はだれか?』 
http://shijinrui.blogspot.com/2019/06/blog-post.html 

タゴールさんとともに 
雨上がりの横浜三渓園で待ってます 


いっぱい詩を生きようね∞