お元気ですか?
ここ最近も
いろんなところで
いろんなタイミングで
オイラの詩にふれてくださったみなさん
ほんとうにありがとうございます!
今日は
このブログでもお知らせした
ふたつのステージを
ちょいと振り返ってみたいと思います~
*
2/12(月祝)
「夫婦幸福ライブ2018 in 名古屋」
名古屋・大須演芸場
出演:桑原滝弥(詩人)、神田京子(講談師)
ゲスト: 野口あや子(歌人)
一年ぶりの名古屋での夫婦ライヴっ
昨年は会場がすこし小さめだったこともありチケットがあっという間に完売(ありがたや)。でRからして、今年はなるべくたくさんの人に観に来てもらえる会場を、ということで、リニューアルされた大須演芸場でやらせていただきました。
30年近く前にガラガラで閑古鳥が泣いていた大須演芸場に、客として何度か足を運んだ者としましては、なんとも感慨深い、そして、とてつもなく光栄なステージとなりました。
お知らせのときにもチラリと書きましたが、オイラは三重、京子は岐阜出身ということで、真ん中の名古屋は、おたがいが素人の頃から何かとお世話になってきた、ありがたい土地でございます。
そのせいもあってか、この日の客席は、なが~~~~いお付き合いのお客様と、あっっっったらしい初めましてのお客様が、いい具合に混ざり合った、あたたかくて刺激的な空間でした。
たくさんの差し入れまでいただいて(バレンタインのチョコも♡)、ほんとうに感激しました!ありがとうござました!!!
京子は「与謝野晶子の生涯」と「大名花屋」を、この日だけの独特のテンションでパンパンと決め、ゲストの野口さんは、京子の講談も踏まえて、わかりやすく面白く短歌の世界の魅力を話してくださいました。それにしても、演芸場の提灯に囲まれながらの短歌朗読は、めちゃくちゃシュールで、超貴重でした☆
オイラは、最近の自分の中での密かなテーマ”敢えて”という部分に軸足を置いて、あれこれパフォーマンスをさせていただきました。あんまり書くと、観てくださった方それぞれの余韻のジャマをしてしまう気がするので詳しくは省きますが、その日のお客さん全員のお顔をじっくり見渡せるのは舞台に立っている者だけですので、そういう意味では一生忘れられないような表情をたくさんたくさんいただきながら詩を詠ませてもらいました。
ラストには、久々に京子と二人で出会ったころのリアルなエピソードを朗読合戦。そしてオイラの詩「メオトパンドラ」の掛け合いに雪崩れ込み、そこへ野口さんがウチの息子をダッコして登場するというサプライズで締めさせていただきました。
制作のパシリッツ・林さん、受付のトモミ、むっちゃん、舞台周りのあ~ちゃん、大須演芸場の方々にも改めて御礼申し上げます。
もっと、もっと、楽しんでもらえるように、これから夫婦さらに力を会わせて、でらにゃんばるので、どうかこれからも見守ってやってくださいませ。次の機会を楽しみに待っとってちょ~~~
*
2/23(金)
「夫婦幸福ライヴ in ひだまり 2018」
福島・いわき 南台双葉町応急仮設住宅”ひだまり”
出演:桑原滝弥(詩人)、神田京子(講談師)
ゲスト:もり(詩人)
2014年9月以来、実に3年5ヶ月ぶりにオジャマした”ひだまり”。
その間にも双葉町のみなさんとは他の場所で何度かお会いしていたので、そんなにも時間が経っていたことにとっても驚いています。
こちらもお知らせのときに書きましたが、めちゃくちゃ縁の深い客席です。ある時期は毎月のペースで通っていましたし、いろんなインタビューでも話してきましたが、たくさんの大切な経験を積ませていただいてきました。ある日のワークショップなんて、オイラ最初から最後まで泣いていたこともあったなあ。そして、よく笑い合いました。
だからこの日も、なんだか親戚の家にでもあそびに来たかのようなあったかさ。もう、ありがたくて、ありがたいからこそ、燃えました。
京子は「与謝野晶子の生涯」を中心に、この日だからこその自由な弾けっぷりを見せ、急遽ゲストとして参加してくれたもりくんは、東京で観るもりくんと変わらない部分と、まったく異なる部分と、もっと根源的な根っ子の部分のもりくんが出ていて、結果おそろしいほど双葉のみなさんととけ込んでいて、ああ、彼に来てもらってよかったなあ、と心底おもいました。
やっぱり、ほんとうにシビアな場になればなるほど、そのひとの持っている心根のあったかさ、やわらかさ、強さってものが、はっきり見えるんだなあ、と改めて実感しました。
オイラも、必死にやらせていただきました。どのステージ、どの表現媒体でもそうですが、オイラがどうだったとかはどうでもいいんです。ほんとうの自分は、”ほんとうの自分とは”と考えているときの自分ではありませんから。見てくれている、感じてくれているひとの前で、ただ、一生懸命生きるしかないです。そんなことをやりました。言い方を変えれば、そういうふうになれなかったら表現なんてつまらなくてやってられません。一生懸命生きさせてもらえるんです。こんなにしあわせなことはないです。お客さん、読者、そして、何かのおかげで。
気が付いたら、お客さんも、演者も、楽に笑い合える、声のあるステージになりました。ラストは息子も交えて、四人でオイラの詩「生き際について」を詠ませていただきました。うれしいとか、かなしいとか、そんな簡単な一言では割り切れない、長く深い時間を過ごされてきたみなさんの前で、この日だけの詩がひびきました。
この仮設住宅は来月で閉鎖となりますが、双葉町は原発事故の影響で町のほぼ全域が現在も帰還困難地域に指定されておりますので、みなさんはふるさとには帰れません。ですので復興住宅等への移転をされることになります。これからも双葉のみなさんと何かしらの交流を持たせてもらえたらと願っておりますので、また、このブログでも、その時々の状況をお伝えしてまいりますね。
いろいろと現場で助けてくださった勿来の室井さん、アリオスの能理ちゃん、チラシを作ってくれたかほり、ひだまりのスタッフの方々にも改めて御礼申し上げます。
そして、日頃のオイラと京子のステージで、活動支援金箱にお志をくださった皆様。今回のステージも、そちらを一部活用させていただきました。こういうことができるのは、皆様がいてくださるおかげです。ほんとうにありがとうございました。
東京へ帰る車中で、息子をあやしながら、ふと、ロベルト・ベニーニさんが女性を一途に愛する詩人の役を演じた映画「人生は、奇跡の詩(La tigre e la neve)」の台詞を、思い出したりしました。曰く、
「まず、しあわせになれ。しあわせになってから苦しめ」
「この世の中に大切なものはひとつだけだ。ひとつとは何か?すべてだ!」
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おしまいに
今回のライヴに関わってくださった
ゲストお二人の宣伝をばっ
◇野口あや子・最新刊「コラボレーション歌集 眠れる海」
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◇もり・主演舞台「ひとり芝居 横なぐりの成長痛」
http://
んでもって
明日からは既報通り
俳優・立本夏山くんの芝居がいよいよ開幕!
オイラは2/27(火)14:00~公演のアフタートークに登場します
立本 夏山ひとり芝居プロジェクト新作公演
「智恵子抄」
https:/
会えたら会いましょ~
いや、会えるさ
きっと∞