2017年10月5日木曜日

くまもと日記

今年も早いもので 
アッという間に10月に入りましたね 

ここからさらに高速で 
キャッという間に年の瀬なんだろうなあ 

せめて呼吸くらいはゆっくりと 
一息々々味わっていきたいものです 



そんなことを思い起こさせてくれた 
熊本でのライヴを予告通りブチかまして 
オイラは先日江戸に帰ってまいりました 

一言では語れない 
特濃なひとときを 
今日はちょいと振り返ってみたいとおもいます~ 




* 



詩人・桑原滝弥 × 講談師・神田京子 
「夫婦幸福ライヴ2017 in くまもと」 



9/28(木) 
18:30~ 熊本保健科学大学 

昨年7月に震災の義援金を届けに行って以来、一年二ヶ月ぶりにやってきました火の国・くまもと。空港に出迎えに来てくださった、今回のツアーをコーディネイトしていただいたCさんの運転で熊本市内へ。 
前回訪れた時は、廃材やブルーシートだらけだった街並が、ずいぶんと奇麗になっている! しかし、それは目に見える部分が片づいただけで、取り壊された家屋の建て直しなどは遅々として進まず、目処すら立っていないのが現状とのこと。東北の時もそうだったけど、ここからがまた、それぞれの復興への長い道のりが待っているのだなと、改めて実感させられました。 
だからこそ、最強にハッピーなステージをお届けせねば!と気を引き締め直して、辿り着いたのは”熊本保健科学大学”。 
こちらは震災後、全国各地の医療関係のボランティアに宿泊場所として学内の施設を提供したり、職員や学生も自らボランティア活動に取り組まれた人が多い場所。 
開演前にボランティア活動をしていた学生さんにすこしだけ話を聴かせてもらったけど、とてもしっかりとしていて、こういう人が実際の医療現場で活躍してくれたら、もしも何かでお世話になることがあった時にとても安心だなと思ったのでありました。 
んでもって、いざ本番…ライヴ会場は学内の講堂なのでひな壇になっていて、めっちゃ見渡しやすい。最初は見慣れない我々の演目に若干緊張気味のお客さんが多かったように感じましたが、こちらが躊躇せずにズカズカと土足で、いや生足かな?ま、比喩はどっちでもいいんだけど、普段通りの自由なパフォーマンスをぶっ放したら、ノリノリに☆ 取材に来てくれていた、地元のテレビくまもとのスタッフさんも楽しそうにカメラを回しておられました。 
そんな訳で、ライヴ初日はとっても気持ちE、パワーの交感をすることができました。明日もにゃんばるぞ~~~ 



9/29(金) 
10:30~ 西原村小森仮設団地D棟集会所 
14:30~ 熊本機能病院 

本日は午前/午後の二公演!! まず”西原村小森仮設団地D棟集会所”。 
西原村は、益城町と並んで、震災の被害がもっとも甚大だった地域。 
当初は「講談ワークショップ」のみの開催で、オイラは出演の予定はなかったのですが、諸事情により急遽出演することに。いや~、スターはツラかねえ??? 
熊本市内のホテルから、益城町を通って会場へ。道すがら、車窓から見える景色は、やはり昨年とは違っておりました。いくつかの道路は復旧され、壊れた家屋は片付けられ更地に。いろいろな人の力でここまで回復したのは、ほんとうにすごいこと。もちろん、昨日の熊本市内と同様、いや、それ以上に、ここから先の個々人の選択や決断や、時間の経過との精神的な戦いは、とてつもなくしんどいことが察せられます。おっしゃ、今日もやるぞ!!! 
そんな西原村でのライヴはどうだったかというと…まず、話しかけてくれるおばあちゃんの熊本弁がまったくヒヤリングできない! 結構、語調が強めの方言なので、この人は怒っているのだろうか?喜んでいるのだろうか? と不安になる。結局途中から笑顔が見られて、な~んだ、楽しんでくれていたのか、とホッと一安心。 
今回の熊本のライヴでは、オイラも大尊敬する日舞若柳流の若柳禄寿先生から、京子が事前に東京でオリジナル振り付けの「おてもやん」を仕込んでもらっていたので、それを各会場でご披露させていただいたのだが、この会場では民謡が歌えるおばあちゃんがいたので、生唄に手拍子でやることに! 東京で仕込んだ芸を、本場の唄と拍子で演じられるとは、なんと豪華なことやら。見ていて鳥肌が立ちました。 
そして、会場は気がつけば異常な盛り上がりに☆☆☆ 帰り際に、集会所の管理をされているおばあちゃんに、「地震があってから、こんなに笑ったのはじめて。この辺にね(と仰ってみぞおちの辺りに丸い玉をつくられて)、ずーっとつっかえていたものが、スーっと取れました」と涙ながらに笑顔で言ってもらえて、取りあえず、自分と京子がここに来た役割は果たせたようでした。それ故に、もっと、見ている人がパワーが出るライヴができるようになるぞと、心のどっかで強く誓ったのでした。 
あ、ちなみに、ヒヤリングできなかった熊本弁は、ライヴでいっしょにガハハハと笑っているうちに、なぜだか不思議なことに、なんとなくわかるようになっていました(笑) 

午後からは市内に戻り"熊本機能病院"へ。 
こちらは主に、外科、神経科、リハビリ科の病院。観に来てくださったお客さんは、リハビリに励まれている患者さんや、医療関係者、さらには一般の方々など。もちろん大半が被災者。 
ライヴ会場となった他の施設もそうなのですが、ここでもたくさん宣伝をしてくださったようで、四年前に一度だけ乗ったタクシーの運転手さんが来れてくれていた! さらには、やはり一度だけ訪れたことのあるスナックのママから差し入れが! 実はこういうの弱いんだよね。ウルウルきてしまう。。こういう義理堅さ、誠実さが、オイラが感じる熊本人気質なのです。 
ライヴの方は、午前中の西原村が熱く客席と一体化したのに対して、こちらはやや静かめの客席具合。こういう時は、慌てず、丁寧に、一個々々言葉を捧げるようにやります。何も盛り上がるだけが、詩のライヴや、話芸じゃない。逆にノリノリでも、うわべだけで内容が薄いステージもあります。お客さんを信じて、しっかり言葉で互いの息を繋いでいくことが肝心。 
結果、最後にはとても芯の込もった拍手をいただけました。 



9/30(土) 
10:00~ 西原村小森仮設団地D棟集会所 
18:00~ 合志市笹原公民館 

そんなこんなで瞬く間に公演最終日。今日も二公演、ブッ放すぜ~~~ 
午前中は、前日も訪れた”西原村小森仮設団地D棟集会所”。開演前は、自分たちで公演の宣伝を電柱に備え付けられているマイクで団地一体にアナウンスして、その後はそこら中を歩いて、出会った人に声掛けをして回ります。同世代くらいの男性に、「これからD棟の集会所でライヴをやるんで、よかったらあそびに来てくださいね」と話しかけたら、「ごめんなさい。これから引っ越しなんです」とのこと。 
オイラが、「うわ~、おめでとうございます!」と言ったら、とても嬉しそうに「ありがとうございます!」と満面の笑顔に。何百世帯もの人びとが暮らすこの仮設団地で、新居に引っ越す目処が付いている人は、ほんの僅か。なかには村から離れ、別の街で暮らすことを選ぶ人も少なくない。だからこそ、この男性の明るい表情の裏に、ここまで辿り着くのに相当なご苦労をされたことが忍ばれて、おもわずグッときてしましました。 
ライヴ自体は、昨日来てくれたリピーターの方もたくさんいて、もはやホームタウン(笑) 民謡を披露してくれたA子さん(88歳)も、今日はちょっとオメカシして来てくれました♪ さらに、午後からの足湯&お茶会のボランティア活動で訪れていた、偶然にもオイラと同郷の四日市の大学生、高校生も巻き込んで、大盛況のサタデーモーニングフィーバーっぷり。 
しまいにはA子さんが、前日につづいての「おてもやん」のあと、オイラたちがまるで知らない民謡を披露してくれて、京子がアドリブで舞い、そこへ息子とオイラも絡んでいって大団円。 
阿蘇山の雄大な姿を眺めながら、次の再会に胸をふくらませたのでした。 

そして夜は熊本市のおとなり、”合志市笹原公民館”へ。 
地元の老人会のみなさんが準備してくださった、あたたさいっぱいのステージは、とにかくお客さんが元気、そして感性が豊か☆ 世代を超えて、詩と講談をいっしょに生み出していく、まさに”生”な瞬間でした。 
オイラと京子に取っても、ここまでのライヴで熊本のお客さんからいただいてきた、呼吸、エネルギー、祈りの心を、理屈を通り越して、詩芸という形でお返しすることができた、まさにこのツアーの集大成と呼べるステージとなりました。 
全公演、ラストは息子も交えて家族三人で詩の朗読をさせてもらったのですが、なんだか肚の底に、ポッと光が灯ったような気がしました。 




以上、熊本でのライヴを、駆け足で振り返ってみました 
ほんとうは、もっと、いっぱい書きたいことがあるのですが 
それは今後の行動を通して語っていきたいとおもいます 

尚、本ツアーは 
オイラと京子の各ライヴ会場に設置しました 
活動支援金箱に志を託してくださった 
全国各地のお客様のおかげで開催することができました 

その他、お手伝いを買って出てくれたTちゃん 
福岡のYくん、Hくん 
チラシを作ってくれた東京のかほり 

宣伝や準備など 
骨の折れる作業を 
熱を持って担当してくださった
各会場のスタッフの皆様 

何より「夫婦幸福ライヴ2017 in くまもと」ツアー全体を 
準備の段階から本番まで 
さまざまお心遣いでケアしていただいた
Cさんご夫妻 

そして 
集まってくださった 
ひとりびとりの 
お客様 

この公演に関わってくれた 
すべての命に 
厚く御礼申し上げます 

ありがとうございました∞ 



さあ、ここからも、 
あらゆる時空を”詩”つづけてまいりますよ~ 

吐いて、吸って、愛して・・・ 




* 



【今後の出没予定】 


10/7(土)11:15~ 
「ウエノ・ポエトリカン・ジャム5」 
東京・上野水上野外音楽堂 
https://www.upj5.net/ 

10/22(日)18:00~ 
「tamatogi2017 ~秋の詩のオープンマイク祭り~」 
東京・六本木 新世界 
http://shijinrui.blogspot.jp/2017/07/tamatogi-2017.html 

11/10(金) 13:30~ 
「夫婦幸福ライヴ2017 in ふくしま」 
福島・飯館村/伊達東仮設住宅 
※詳細近日発表 

11/11(土)11:00~ 
「夫婦幸福ライヴ2017 in ふくしま」 
福島・いわき ことほぎ庵森へゆこう 
※詳細近日発表 

11/11(土)15:00~ 
「夫婦幸福ライヴ2017 in ふくしま」 
福島・いわき グループホームことほぎ庵 
※詳細近日発表 

11/12(日)14:00~ 
「夫婦幸福ライヴ2017 in ふくしま」 
福島・いわき 久之浜/大久ふれあい館 
※詳細近日発表 

11/25(土)発売 
「シェルスクリプトマガジン Vol.51」 
発行・USP研究所 
https://www.usp-lab.com/pub.magazine.html 

11/26(日)13:00~ 
「銀河鉄道の昼」 
東京・高円寺 彦六 
http://blog.livedoor.jp/poetryplanet-ginga/