いまから7,8年前のこと
秩父の武甲書店で開催されたイベントで
男はマイクの前で
叫んでいた
一発で魅せられたおれは
男に話しかけ
そのまま意気投合し
東京までの帰りの列車の二時間
馬鹿話で盛り上がった
聞けば
もうすぐ東京をはなれて
故郷の北海道で暮らすとのこと
”また、いつか会おう!”
と池袋で笑顔で別れた
再会の約束は
社交辞令だったり
のぞんでいても
また、いつか会えないことのほうが
多かったりする
だが不思議と
その男とは必ず会えるだろう
という確信めいたものが己の中にあった
時は流れて…
2017年
男との再会の日が
まもなくやってくる
会わないあいだに
おたがい人の子の親になっていたり
ほかにもたくさんの変化があったはずだ
積もる話は尽きないだろうが
幸いにもおれたちは
ステージに立つ詩人
客前での乱舞にて
おもいのたけを語り合おうじゃないか
私情と詩情
その際(きわ)から
きみとおれは
なにを捧げよう∞
*
6月12日(月)
開場/14:30 開演/15:00
活動15周年記念/長女誕生記念/小林東氏追悼ライヴ
絶叫系説法僧侶詩人・たそがれ龍生
「ポエトリーパフォーマンス2017 乱舞」
主演:
たそがれ龍生(僧侶詩人)
ゲスト:
桑原滝弥(詩人)
料金:
無料(1ドリンクオーダー~)
会場:
カフェドルチェ
(釧路市入江町8-3)
TEL:0154-24-4703
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【出演者プロフィール】
たそがれ龍生(主演・企画)
絶叫系説法僧侶詩人。2005年、詩集「桂恋哀歌」を自費出版。2011年、日本文学館・出版大賞ポエム部門特別賞受賞。2014年、釧路春秋賞受賞。釧路文芸団体協議会個人会員。小樽詩話会会員。寳海山潮音寺副住職。
桑原滝弥(詩人)
詩人。妻の講談師である神田京子との詩芸ライヴ、他ジャンルとのコラボレーションも展開中。日本各地に、ドイツ、カナダ、モンゴルなど海外でもライヴ活動を行っている。また、詩人・谷川俊太郎との競演イベント「俊読」を主催。著書に、詩集「花火焼」、写真詩集「メオトパンドラ」ほか多数がある。