みんな、ちゃんと狂ってる?
オイラはあいかわらず
執筆やら、朗読やら、取材やら、打ち合わせやら、
そして、いまはまだ、
はっきりとわからないけれど
きっと大切な瞬間やらを積み重ねて
クルクルピースな日々を過ごしております
そんな春のひととき
このブログを読んでくださっている皆さん
オイラの詩にふれてくださっている皆さん
まったくもって、ありがとうございます☆
ところでここ最近
いろんな人から
どうやって生きていったらいいのか?
みたいなことに対して助言を求められることが
立て続けにありました
でRからして、今日はちょいとそういうことについて
考えてみたいなとおもいます
生きていく上で
切実に感じるポイントというのは
人それぞれだったりしますが
よくよく話を聞いていくと多くの場合は
他者と自己とこの世界との関係性
その時々の折り合いの付け方について
だったりします
そういうことを考えていくには
それぞれの生い立ちやトラウマだったり
何がどうしたのかよくわからないけど固有に根付いている
”宿業”のようなものを探っていく必要があったりします
で、掘り下げていくと究極
自分の心の中にある
”もう一人の自分を愛せるか”
”罪深き己を許せるか”
”そもそも、私なんているの?”
みたいな話になっていきます
そして、ここらあたりで思考を停止しとかないと
結構な割合で病気になっていきます
なぜか?
そうやって考えることはぜんぜん悪いことじゃないのに?
それは一人で生きすぎちゃうからだとおもいます
論理でギチギチに固めて自己完結の果てにビッグバン
あとは即身仏にまっしぐらっ
”お~い、帰ってこい~~~”
に、なっちゃいます
それはそれで
ありっちゃありなのかも知れませんが
オイラはこの世でまだ
オメエさんと面白い瞬間をたくさん過ごしたいよ!
とか、おもったりするので
自分のまわりの素敵な生き物だなと感じる人のことを参考にして
ここからは話していきましょう
谷川俊太郎さん
三角みづ紀さん
大島健夫さん
上田假奈代さん
さいとういんこさん
いま、パッと浮かんだお名前を並べただけですが
この方々にはオイラの中で共通点があります
それはとても返事をくれるのが早い
ということ
もちろんお一人お一人
大変お忙しい身であるので
海外にいたり
殺人的に仕事が立て込んでいたりすることもあるので
即レスという訳ではないことも多々あります
それでもその場合は
ご自身の置かれている状況というのを
こちらが共有できるようにちゃんと伝えてくれます
仕事であれ仕事以外の相談であれ
こちらの身になって向き合ってくれる訳です
あ、あと、
意外におもわれるかも知れませんが
自由人とか野生児とかアウトローのイメージがある…
ジュテーム北村さん
馬野ミキさん
蛇口さん
(↑今週いっぱいサンスポに官能小説「マネキンの夜」掲載中)
上記の方々も
すぐに連絡をくれます
”たっきー(兄弟)、どうしたの?”
と、こちらの話に耳を傾けてくれます
いま、名前を出した皆さんは
とても強烈な個性の持ち主で
主義主張もはっきりしていて
月並みな社交辞令は完全無視する人たちですが
他者と向き合うということに対しては
とってもやわらかいところがあります
自分のタイミングを捨てて
こちらのタイミングにスっと入って来てくれます
だからでしょうか
この人たちの作品が抜群におもしろくて
毒性が強いのにどこかやさしく突き抜けているのは
話がとっ散らかるとわかりにくくなるので
詩の関係の人にしぼってお話ししましたが
(勝手に名前を出したみなさま、ごめんなさい!)
ビジネスマンであれ、農民であれ、学生であれ、
社長であれ、ホームレスであれ、主婦(夫)であれ、
求職中であれ、療養中であれ、ゴールドラッシュ中であれ、
101才であれ、3才であれ、自分の歳なんか忘れちまった、であれ、
とにかくオイラのまわりの素敵な人たちは
自分のタイミングだけでは生きていない奴ばっかりです
そして、みんな結構な深い闇を心にかかえています
また、そのことに対してしっかりと自覚を持っていますね
だから己の闇と
だれかの闇を掛け合わせて
この世界に光を生み出せるのでしょう
ええ、人間なんて、
ダサいんです
惨めなんです
汚いんです
病んだ種なんです
クズなんです
迷惑なんです
吐き気なんです
吐くんです
吐ききったら空気が入ってくるんです
傷ついたらそこから輝くんです
そのままでいいんです
そのままでいてください・・・
世間的にはいまは
ゴールデンウィークに入ったところですね
みなさんひとりびとり
いろんな過ごし方をされるとおもいますが
あなたと、だれかと、なにかに、
素敵な出会いがありますように
狂ったまんまでやさしくあ〜れ∞
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雑誌「シェルスクリプトマガジンVol.37 2016 May」
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