生きてるかあ?
生きてるぞお!
というワケで今日は
長い長いこの冬の
旅の途中の一コマを
いくつか振り返ってみたいと思います~
「新春!パパンッと楽しい講談列車」
~長良川鉄道~ 主催
長良川鉄道とは、岐阜県美濃加茂市の「美濃太田駅」から、郡上市の「北濃駅」までの所要約2時間の区間を走る、通常は一両編成のワンマン列車。うちの奥様(講談師・神田京子)が、こちらの鉄道会社の広報大使を務めていることから実現した企画
まずは午前中に「美濃市駅」に参加者の皆様と集合して、この日だけの特別仕様のお座敷列車に乗り込み、美味しいお弁当と地酒を楽しみながら、約一時間かけて「郡上駅」へ。早い段階でチケット完売となっただけあって、参加者の皆さんの熱気がすごくて、あっと言う間に着いちゃった!
郡上駅からは、慶応年間の建築物で有形文化財に指定されている、昔ながらの町家造りがとっても風情のある「カフェ・町家さいとう」に移動して、大広間での夫婦ライヴを開催!!!
この日の岐阜県内は広い地域で雪模様で、中庭の坪の内がまるで動く日本画のような絶景具合。それを横目で眺めつつのパフォーマンスとなったので、この日だけの独特の言葉の響きが広がって、みんなで身体の芯から暖まることができました
帰りはまたお座敷列車に乗って、プレゼントの当たる連想ゲーム大会、そして、参加者の方のリクエストに応える形ではじまったオイラによる結婚にまつわるフリートークライヴへ~
10年前にドキドキしながら京子のご両親に挨拶に来た当時の岐阜の地の思い出と、まったく目を合わせてくれなかったお義父さんに詩の朗読をして結婚の許しをもらったエピソードを、そのときの詩「愛粒」を交えてご披露させていただきました。動く列車のガタンゴトンのリズムに揺られながら、全員が固唾を呑んで聞き入ってくれた、車掌マイクでのパフォーマンスを、オイラは生涯忘れません(笑)
美濃市駅に着いたときには陽も暮れはじめていましたが、みんなメチャクチャハイテンションで笑顔でバイバイ♪やっぱり、ちょっとの間でもいっしょに移動しながら、いろいろ飲み食いして、同じ景色を生きるっていいなあ、遠足サイコー
長良川鉄道の皆様、ご参加の皆様、本当にありがとうございました。また、遊びましょ☆
「みんなで話そう!これからの美濃の暮らし」
~NPO 美濃のすまいづくり~ 主催
岐阜県美濃市という、それはそれは美しい街の、古民家再生プロジェクトに参加
古いうだつの町並みが残っていて、豊かな自然が溢れていて、ユニークな祭りがあり、美濃和紙の産地で、観光地ずれしていなくて・・・って、いいことばかりかと思いきや、ゆえに、不便な部分であったり、今後考えていかなければならないこともたくさんあるとのこと。空き家が増える一方で、他の土地からの移住希望者も多くなっていることから、美濃出身の人、移住して来た人、これから移住を考えている人、美濃と縁のある人が集まり、これからの美濃の暮らしについて、自由に意見を述べ合える座談会が開かれたのでした
オイラは何度もこの地でライヴをやっているので、”縁のある人”として参加しましたが、本当にいろんな人が暮らしていらっしゃるんだなということがわかりました。結構、都会から移住して来ている人が多いのね!
五つのグループ(各5,6人)に別れて、テーマごとに忌憚のない意見や思いを出し合って、全体で発表する形で会は進行していったのですが、印象的な意見がポンポン飛び出て、何よりそれぞれが、当たり前だけどまったく違う人間で、そのことを認め合おうという姿勢がとっても素晴らしいことに感じました。僭越ながら、グループを代表して意見を述べる大役を仰せつかったので、発言された人の人間味が損なわれないように気を付けて語らせていただきました
話している最中、聞いてくれている美濃の人の瞳がとても美しく澄んでいて、ふと、なんで自分が詩人になったのかを思い出しました。書き出すと長くなるのでここでは割愛しますが、こういった地域づくりの話し合いの場に出て行って、意外と抵抗なく関われる要因のひとつは、詩というものが、”何を書くか”よりは、”いかに書くか”が大切であったりするからなのかも知れません。そう考えると、まだまだ、詩だからこそできることっていっぱいあるなあと、改めて思いました
みなさん、もっと、詩人を利用してくださいね(笑)。今後も、美濃がより素敵な命を育む土地となるよう、微力ながらお手伝いをさせていただきますので、よろしくお願いいたします
「三井記念病院を独演場へ」
~三井記念病院・リレーション部~ 主催
東京は秋葉原にある、100年以上の歴史を誇る「三井記念病院」。こちらの外来棟にある大きな会議室でのライヴ~
患者さんや、病院関係者に、一般のお客様も加わり、ワクワクするよなごった煮状態の中でのパフォーマンス♪直前の告知にも関わらず、前回のブログを見て来てくれた人もチラホラいて、なんだか自由な真っ昼間をつくることができました
地方では結構こういったケースも多いのですが、東京では逆に施設や催し物の細分化が進んでいて、関係者の方と一般の方がいっしょにステージを楽しんでもらえる機会が少ないんですよね。これは、やっぱり三井記念病院という場の、風通しの良さがあってのことなのでしょう
医療現場ということで、同じ詩をやっていても、響く言葉のポイントが他の会場とはまるで異なっていたことも、とても興味深かったです
福祉施設でのライヴというと、観たことのない人は、ゆる~い感じのふれあいヒューマンコンサートみたいに思われるかも知れませんが、実際にはライヴハウスやクラブでやるよりも、予定調和では流せない真剣度は高かったりします。特に患者さんから瞬間瞬間に溢れる”気”は、ゾッとするほど強いものです。その刹那、健康であったり、幸福であったり、尊厳であったり、普段曖昧に捉えてそれっぽく済ましている部分を、はっきりと問われます。だから、こっちも、目を背けたくなる己の闇をしっかり直視して言葉を放つ必然に迫られます。なんていうか、それが、とってもうれしいんだよね。発狂寸前なんだけど、愛の間(ま)なんだ。本当に一瞬なんだけど・・・
これからも、一般公開の施設でのライヴがありましたら、なるべくお知らせをしますので、よかったら遊びに来てくださいね☆もちろん、どこでやろうとも、そのときしか放てない声を出していきますので、つまりは、全部観に来いよ(笑)ってことです~~~
そんなこんなで
旅の途中の覚え書きでしたっ
さて、おしまいにこれから先の旅についてですが
以前から告知しております「俊読 2016」が
おかげさまで現時点でたくさんのお問い合わせをいただき
このペースでいくと予約の段階で満席となり
当日券の発行はできない形になりそうです
まだ、しばらくは大丈夫ですが
もうすでに予定がわかっていて
確実に行くよという方は
早めのご予約をお勧めします
それでは皆の衆
ひきつづき、よき旅を~∞
*
谷川俊太郎トリビュートLIVE
「俊読 2016」
2016年4月3日(日)
開場/18:00 開演/19:30
(終演/22:30)
◇出演
谷川俊太郎
三角みづ紀
音立日子
佐藤文香
蛇口
大島健夫
アンドリュー・カンパーナ
立本夏山
八男
桑原滝弥
◇料金
予約/3500円 当日/4000円
(税込。飲食代別途必要)
※予約の段階で会場定員数に達した場合は、当日券の発行はいたしませんのでご了承ください。
◇会場
クロコダイル
(東京都渋谷区神宮前6-18-8 ニュー関口ビルB1F)
TEL:03-3499-5205
http://
◇お問い合わせ
詩人類
TEL:090-8545-2708
takiyakuwahara@yahoo.co.jp
http://
この国の子供たちは皆、この男の詩を読んで大きくなった・・・
さまざまな詩人/アーティストに、谷川俊太郎本人も登場。
あの伝説のトリビュートLIVEが五年ぶりに復活!!!